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かんぴょう農家視察
2012年7月21日 09:30
塩原温泉、今朝はくもり。
昨日は急にどうして?というくらい涼しかったのですが、 今日も、やや涼しい感あり。 長袖を着ています。 とても過ごしやすいです。 さて、かんぴょう&ゆうがおの産地視察研修、 試作料理を食べた後は農家の畑に直行。 ちょうど、関東甲信越が梅雨明けした日でした。 その暑いこと、暑いこと。 バスを降りた瞬間から、汗が吹き出します。 涼しい塩原に慣れた体には、県南部の暑さはこたえます。 でも、この暑さがかんぴょうの原料となるゆうがおには必要なのだそうです。 お話をしてくれた、栃木県干瓢商業協同組合理事長谷野さん、 本人も汗だくになっての説明でしたけど、 開口一番、「今日は絶好のかんぴょう日和です」。 栃木県南部地域がゆうがおの生産に向いているのは、 水はけのいい土壌。 ゆうがおは根が5〜10センチと浅いので、 水はけがよくないと根腐れをしてしまうのだそうです。 そして、驚いたのは、栃木名物“雷様(らいさま)”。 雷様がゆうがお栽培に一役買っているというのです。 実はゆうがおの根はそれほど暑さには強くないそうです。 雷が雨をもたらすことで、地表が冷やされ、 ゆうがおの根の伸長を促しているのだとか。 これにはもうびっくりです。 3月半ばから種まきをして、植えつけて2ヶ月。 受粉後2〜3週間で、7〜8キロに大きくなったら収穫。 朝暗いうち、3時頃から収穫して、 すぐに皮をむいて竿に干します。 乾燥には、この夏の暑さが必要とかで、 一日から一日半と短い時間で、干してしまいます。 朝、皮をむいて干しても、 その後他のかんぴょうや竿に貼り付かないように 竿を回したりする作業が日中続き、夜には収納だそうです。 最も暑い季節の40日間くらいが収穫時期。 「食べてもやせますけど、作ってもやせるんですよ」と。 (それほど、暑かったです!) 実際に皮むきの実演をしてくれました。 一個につき1分もかかりません。 多い日で300〜400個も皮をむくと言いますからすごいですね。 ゆうがおは花も真っ白で美しいのですが、 その名の通り夕方に咲くので、今回花が見られませんでした。 でも、広い畑に、さわやかな緑色のゆうがおが成る風景は 何とも、独特で夏らしく、 半端じゃない暑さと共に、印象に残るものでした。 かんぴょう農家の畑。
皮むきの実演中。
むいたばかりのゆうがお。
朝から干してあるもの。
今日の涼しさから比べれば、
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