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かんぴょうの産地視察研修・料理編
2012年7月20日 08:57
 
塩原温泉、今朝はくもり。
霧雨が降っていて、前日とうってかわって、非常に寒いです。
涼しいを通りこして、寒い・・・
一体、どうしたことか・・・

さて、先日梅雨明けの暑いさなか、
とちぎ農産物マーケティング協会さんが展開している、
とちぎ食のコンシエルジュ活動の一貫として、
かんぴょうの産地の視察研修に行ってきました。

かんぴょうは国内生産の95%が栃木県です。
栃木県の南部、下野市、壬生町、小山市などが主生産地です。

実は今年は栃木県にかんぴょう伝来300年
300年前の1712年、
元々栽培が盛んだった近江国水口藩から
下野国壬生藩に国替えになった、藩主鳥居忠英(ただてる)が、
近江より種子を取り寄せ、栽培させたのが始まりだそうです。

ということで、今年、栃木県は県南部を中心に、
かんぴょうの様々な消費拡大や販売促進のため、
商品開発やイベントを行っており、
今回の現地視察は、こちらから希望したものですが、
場所としては、ベストの選択だったと思います。

私たちはまず、道の駅しもつけに。
こちらで、現地の方たちが、かんぴょう及び、
かんぴょうの原料となる「ゆうがお」の試作料理などを紹介してくれました。

ほとんどの方が原料のゆうがおを見たことがないと思います。
その大きいこと。
1個7〜8キロ、大人の顔より大きくなります。

ゆうがおは皮、実、わたの3つの部分があり、
それぞれ、食感や用途が異なります。
ほとんどは実の部分を細くむいて干し、かんぴょうにしますが、
今回は割った中身をまず生で食べさせていただきました。

これが、かすかな甘みがあって、おいしい!
そのままサラダや漬物でいけそうです。

実演して下さった方(中華料理店の方)によれば、
皮の部分は、食感がいいので、
塩とみょうがを少し入れた湯でゆがき、酢の物や前菜に。
実の部分は、煮物、唐揚げ、炒め物に。
わたの部分も、とろとろに煮込んで食べるとのこと。

そういう特性をいかした試作料理が実際に登場し、
大変、面白く、刺激になりました。

NHKやとちぎテレビ、下野新聞の取材なども。
特にNHKは、密着取材を続けているそうで、
24日に放送になるとのことでした。

以下、写真にてリポートです。

ゆうがお料理の試食道の駅しもつけを会場に、
かんぴょう&ゆうがおの
料理試食会。
テレビカメラも入って、盛況。

 

 

 

 

ずらり並んだ大小のゆうがお

地元の中華料理店の方が、
中身を切り分けてくれました。

 

 

 

 

 

切ると中身はこんな感じ

皮、実、わたの3つの部分に。
生の美味しさは想定外でした。
冬瓜に似ている食材です。

 

 

 




凍らせてカキ氷に

わたの部分を凍らせて、
カキ氷にしてくれました。
ほんのりかんぴょう味の
カキ氷でした。

 

 

 



かんぴょうこんにゃくを使ったスイーツ

かんぴょうこんにゃくに
きな粉と黒蜜をかけた
スイーツ。

 

 

 

 


かんぴょうのミネストローネ

かんぴょうのミネストローネ。

 

 

 

 

 


かんぴょうカレー

かんぴょうカレー。
こちらはレトルト商品化。

 

 

 

 

 

かんぴょうの甘納豆

かんぴょうを甘納豆風に。
ここまで、
道の駅しもつけさん。

 

 

 

 


かんぴょううどん

かんぴょううどん。
これは小山商工会議所が開発。
彩つむぎでも使っています。

 

 

 

 


ゆず夕顔と梅ゆうがお

久保田食品さんによる
茂木の柚子とのコラボ、
ゆず夕顔に、うめ夕顔。
柚子とよく合います。

 

 

 

 

ゆうがおヘルシー弁当

日本栄養給食協会さんが
開発した、
ゆうがおヘルシー弁当。
ご飯以外、すべてに、
ゆうがお、又はかんぴょうが
使われています。
すごく工夫されています。
天ぷらが美味しいのに、
驚きました。
これで、650キロカロリー。
食物繊維が多く、
まさにヘルシーです。

 

 

 

 

 

農家の方の説明

最後に生産者の方登場。
生産の苦労や意欲などを
語ってくれました。
今回イベントで行われた、
料理コンテストでは
何と奥様の料理が
グランプリになったそうです。

 

 

明日は畑の視察について、リポートします。