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大好きな花のこと
2024年9月17日 14:34
塩原温泉、今朝はくもり。
今日明日とくもりで晴れマークがちらっと。 晴れる時間もありそうです。 涼しくて過ごしやすい朝になっています。 そろそろ半袖だとひんやりします。 さて、塩原の5〜6月の山でよく見かけるギンリョウソウ。 銀竜草と書きますが、ユウレイタケの別称も。 葉緑素を持たない腐生植物で、 最初に見かけると驚きますが、 毎年会わないと落ち着かない…というか、 毎年会いたくなる、不思議な魅力がある植物です。 今年も沢山会いました。 ギンリョウソウとそっくりなのに、 ギンリョウソウモドキとか、 アキノギンリョウソウと呼ばれる別種が今頃出てきます。 「モドキ」という名前が好きではないので、 私は「アキノギンリョウソウ」と呼ぶことが多いです。 見られる時期も違うので区別できますが、 種のつけ方が全然違います。 ギンリョウソウがまん丸の液果になるのに対し、 ギンリョウソウモドキは乾燥したさく果となります。 どちらかと言うと、 ギンリョウソウよりもシャクジョウソウに近いのだそうです。 シャクジョウソウはまだ見たことがないので、 何とも比較しようがないのですが。 出会える確率は アキノギンリョウソウのほうが圧倒的に低いです。 出会えて1〜2度。 今年は2か所で出会うことができています。 2か所めに出会ったのは、 少しピンク色がかっていて、とても綺麗でした。 個体によっては、こういう色になるようです。 またどこかで会えるといいなあ。 2024年9月16日 08:46
塩原温泉、今朝は小雨。
予報では一日くもりですが、 現在細かな雨が降っていて、 とても涼しく過ごしやすい朝になっています。 明日もくもり一時雨。 青空はちょっとおあずけになりそうですね。 さて、タラノメやウドの花と同じような場所に、 7月下旬頃からずっと花をつけている木が。 クサギの木。 塩原のどこででも見かけます。 特に塩那スカイラインは、 場所によってはクサギだらけ。 最初白い花を咲かせ、 咲き終わると花びらを閉じて赤くなります。 そして最後に赤い花びらが開くと、 中から真っ青な果実が。 この間が約2か月ぐらい。 どの時期でも目を楽しませてくれます。 葉がくさいので「クサギ」と言う名がついてますが、 花の時期はほんのりと良い香りがします。 夏の間じゅう、この花を見守りつつ楽しんでいますが、 今年はゲリラ豪雨が多かったせいか、 青い実が見られる前に、 しおれてしまった花が多く、 現在はちょっと残念な姿に。 青い実がぎっしりとついたクサギもきれいなんです。 場所によってはまだこれから楽しめると思います。 8月上旬ぐらい。 まず白い花が咲き、 段々ピンク色になります。 9月に入ってから。 赤い色に。 段々赤が目立ちますが、 まだ白い花も。 白い花が終わる頃、 中から青い実が。 2024年9月15日 09:18
塩原温泉、今朝は晴れ。
なのですが、また今日も予報ではこの後雨です。 最近、毎日、朝は晴れるのですが、 その後崩れる日が続いています。 今日もそんな感じになりそうです。 さて、この季節、こんな不思議な花を見たことないですか? 都市部ではほとんど見かけることないと思います。 私もこちらに来て初めて見て、 一体何の花なんだろう?とずっとわからずにいました。 当時は今のようにネットでの画像検索などない時代でしたから。 こちらはタラノキとウドの花。 前半の大きく広がったのはタラノキの花。 最後のポンポンのようなカワイイのがウドの花です。 白のような緑のような花がきれいです。 いずれも春に山菜として食卓に上がります。 今年の春も食べた方多いでしょう。 それが秋に、こんな不思議な花を咲かせます。 タラノキはかなり大きな木になっていたりするので、 まさか、あのタラノメが?と驚くかもしれません。 山ならではの出会いを楽しんで下さいね。 2024年9月12日 08:39
塩原温泉、今朝は晴れ。
お昼頃からくもって午後は雨予報になっています。 昨日も午後に予報どおりの雨。 それも一時的にすさまじい雨になりました。 雨の降り方があまりに激しくて、 動画に撮って「X」に投稿したら、 TBSの方から動画を使わせてほしいと連絡があり、 『Nスタ』と言う番組の中で使われていて驚きました。 こういうことは以前にも何度かありましたが、 全国ネットのテレビに出るなら、 もっと気合入れて景色の良い所で撮ればよかったかなと(笑)。 事務所前の裏庭みたいな場所でしたから。 今日の午後はどうでしょうか・・・ さて、昨日の雨でまた大沼の水量増えたかも。 初秋の大沼での楽しみはアケボノソウ。 木道の脇にぽつぽつと咲いています。 白い星が咲いたような花がとてもきれい。 数は以前に比べると減っているような印象です。 木道を歩くと、 先日紹介したミゾソバ(ウシノヒタイ)と アキノウナギツカミもまだまだ沢山咲いています。 一緒に混じって咲いているので、 葉を見て見分けてくださいね。 ミゾソバの方が花の色が濃いかも。 そして、エゾミソハギもかなり残っています。 今回驚いたことに、 ここで初めてカマキリに会いました。 オオカマキリでいいのかな。 そして同じく初めて見たヒミズ。 彩つむぎの周りで時々出会いますが、 大沼にもいるんですね。 残念ながら死んでしまっている個体でした。 外傷などはなかったので、 どうしたのか気になりました。 また大雨で陸地に乗り上げて、 そのまま干上がったマルタニシがいっぱい。 死んでしまっているのか、 水に戻ればまた動くものなのか・・・。 後から水に戻してみればよかったかなと思ったり。 2024年9月10日 09:06
塩原温泉、今朝は晴れ。
天気予報ではくもり時々雨なのですけれど、 青空が広がる爽やかな朝になっています。 残暑はきついものの、 雲を見ていても、 夏空から秋空に変わりつつあります。 塩那スカイラインあたりでは、萩の花がピーク。 最近萩の花は7月初旬から咲き始め、 9月前半までずっと咲いています。 花の時期が長いんですね。 萩にも色々な種類があります。 塩原の山に咲くのは、 ピンク色が濃いヤマハギと、 葉が丸いマルバハギが多いようです。 写真前半がヤマハギ。 (もしかしたら、違う種類も混じっているかもしれません) 後半がマルバハギです。 マルバハギは、葉の形や枝の下がり具合など、 パッと見た感じでも見分けがつきますね。 違いを感じながら秋の風情を楽しんでいただければ。 場所によってはススキと一緒に咲いていたり。 ヤマハギ マルバハギ 2024年9月 9日 08:58
塩原温泉、今朝は晴れ。
朝のうちは晴れますが、この後くもり。 夕方には雨マークも出ていますが、 まずまずの一日ではないでしょうか。 爽やかな風が吹いています。 さて、8月末にリハビリウオークに行った奥日光。 すばらしい風景と沢山の山野草に出会い、 歩くことに自信もついて、 リフレッシュもしてきたのですが・・・ 一番驚いたのが、これ。 カリガネソウの群落です。 自然の中で自生しているカリガネソウを 初めて見たのが昨年の小田代ヶ原。 その後、塩原にもカリガネソウが咲く場所を見つけ、 塩原にもあるんだと喜んでいました。 ところが、奥日光のカリガネソウ。 その遥か斜め上を行く大群落にびっくり。 しかも主要道路の脇にぎっしりと。 これ、あまり知られていないんじゃないでしょうか。 奥日光の方にとっては見慣れた風景かもしれませんが、 私には衝撃的な風景でした。 独特のにおいがありますから、 この茂みに入ったら大変かもしれませんけれど。。。 2024年9月 8日 08:55
塩原温泉、今朝はくもり。
薄日が射しています。 この後日中雨予報です。 明日明後日はくもり。 なかなかすっきり青空にはならないようです。 さて、奥日光リハビリウオークで出会った山野草たち。 小田代ヶ原から戦場ヶ原へ抜けると、 出会える山野草にも少々変化が。 まずはアケボノソウ。 木道周辺のあちこちで咲いていました。 塩原でも大沼やヨシ沼に行けば会えますが、 やはり戦場ヶ原で出会うのは格別。 数も多いです。 そして驚いたのが、シオガマギクです。 最初、塩原でも見たことがある トモエシオガマかと思いました。 でも、こんなに沢山花がついたトモエシオガマ、 見たことないなあと調べていたら、 茎の頭だけに花をつけるトモエシオガマ、 茎の途中からも花が出るシオガマギク、 違う種類の花なんですね。 木道脇に沢山咲いていて、見ごたえありました。 濃いピンク色のと薄いピンク色のと。 色にもバリエーションがあるんですね。 そして、ウメバチソウ。 塩原では見かけない湿原の山野草。 今年も会えて嬉しかったです。 ワレモコウ、アキノキリンソウ、タムラソウ、 リンドウ、ハクサンフウロ、シロヨメナなどが 小田代ヶ原と同じように咲いていました。 本当に山野草の宝庫ですね。 アケボノソウ シオガマギク ウメバチソウ ワレモコウ アキノキリンソウ リンドウも ハクサンフウロ アキノタムラソウ? ゴマナ シロヨメナ サラシナショウマ ヒメオトギリ 2024年9月 7日 08:51
塩原温泉、今朝は晴れ。
とてもよい天気なのですけれど、予報ではこの後雨。 本当かなあ・・・と思うほどの晴天です。 さて、8月の終わりにリハビリを兼ねて歩いてきた 奥日光小田代ヶ原と戦場ヶ原。 今日と明日は山野草を2日に分けて。 今日は小田代ヶ原の山野草。 昨日も書きましたが、 ホザキシモツケがこんなに残ってました。 アザミはノハラアザミとニッコウアザミでしょうか。 こちらもまだ咲き残っていたし、 イブキトラノオや、ハクサンフウロといった夏の名残の花。 入れ替わるように咲いていた、 ゴマナ、シロヨメナ、 キオンやコウゾリナ、 ソバナやツリガネニンジン。 初めて見たオクモミジハグマ。 そして塩原でも咲いていて 先日ブログで取り上げたカリガネソウも。 以前は一面に咲いていたキツリフネは数輪。 減ってしまったのか、季節が違ったのか。 小田代ヶ原バス停の手前、 一部区間だけ道路を歩きますが、 その道路の脇に沢山の山野草が咲いていたのを 書き加えておきますね。 ホザキシモツケ。 まだ一面に咲いていました。 ノハラアザミ? ニッコウアザミ? 別種のアザミ。 ハクサンフウロ。 イブキトラノオ コウゾリナ。 キオン。 カリガネソウ。 テンニンソウ。 ソバナ、アキノキリンソウ。 ソバナ。 ツリガネニンジン。 オクモミジハグマ。 オクモミジハグマ。 キツリフネ。 ソバナとシロヨメナ。 アキノキリンソウも。 シロヨメナ。 ソバナ。 ソバナ。 ソバナ。 ソバナ。 マルバダケブキ。 2024年9月 4日 08:47
塩原温泉、今朝は晴れ。
今日はお昼頃はくもりで、 その前後、晴れる時間が多いようです。 明日も同じような天気。 やっと雨の心配がなくなりました。 さて、先日ボタンヅルとクサボタンを紹介した時に、 いずれも「キンポウゲ科センニンソウ属」と書きました。 その時に比較でセンニンソウの写真もアップしたかったのですが、 なかなかセンニンソウに出会えず、比較できませんでした。 先日、やっとセンニンソウに出会い、 写真に撮ることができましたので、 改めて、ボタンヅルとの比較のために掲載しますね。 ご覧の通り、遠目から見ると本当にそっくりなんです。 でも葉の形が全然違います。 ボタンヅルはボタンの葉のように切れ込みがあり、 センニンソウはつるんと、丸みを帯びています。 花の時期がちょっとずれているようで、 ボタンヅルのほうが一足早く、 センニンソウはちょっと遅れています。 会えなかったのも、そんな理由だったかもしれません。 これからがピークかも。 花の色もセンニンソウのほうが白いかも。 青空に真っ白な花が映えます。 見つけたら、近づいて見てみてくださいね。 現在、千本松牧場前の直線道路や、 もみじ谷大吊橋周辺で咲いています。 センニンソウ ボタンヅル 2024年9月 2日 08:33
塩原温泉、今朝はくもり。
台風10号が消滅しても、雨が残る関東地方。 塩原でも午後は雨予報になっています。 さて、今日は夏に塩原の山をぐるりとすると、 出会う小さな小さな白い花、 ミヤマウズラをご紹介。 こう見えてもランの仲間です。 小さな花をよ〜く見ると、ちゃんとランの花の形。 名前の由来はこの花の形が鳥みたいだから? と思っていたのですが、 実は全然違っていて、 葉に入る白い網目模様がうずらに似ているから、 なのだそうです。 今までずっと勘違いしておりました(笑)。 花ばかりではなくて、 葉の接写写真を撮っておけばよかったです。 山の落葉があるような場所に出ますが、 杉山の足元にもあったりします。 実は彩つむぎの敷地内にも時々出てきます。 常に同じ場所とは限らないので、 どういう要因で彩つむぎの敷地にあるのかは、 今後の研究課題ですね。 出会うととっても嬉しい花です。 2024年9月 1日 09:12
塩原温泉、今朝は晴れ。
台風10号の勢力が弱まり、進路もそれてきたことから? 雨の予報は出ているものの、現在晴れて青空です。 まだまだ警戒は必要なようです。 さて、やはり、こちらの花も塩那スカイラインや、 他の山道の脇で見かける花で、 パッと見ると、ヒヨドリバナと見間違えそうな花。 オトコエシの花です。 オトコエシの花は知らなくても、 オミナエシの花を知っている方が多いのでは? オトコエシ(男郎花)、花の色が白。 オミナエシ(女郎花)、花の色が黄。 花や葉や全体の形はそっくり。 オミナエシはやはり同じ時期に咲き、 お盆の花としてよく使われます。 オトコエシは花屋などで見かけたことはあまりないような。 どうしてなんでしょう??? 私はオミナエシの香りが苦手なので、 オトコエシのほうが好きかな。 最後の2枚の写真は、 ヒヨドリバナと一緒に咲いていたオトコエシ。 違いがわかりますか? 花だけだと、見分けがつきませんね。 こちらはオミナエシです。 一緒に咲いていた オトコエシとヒヨドリバナ。 2024年8月31日 08:55
塩原温泉、今朝は雨。
台風10号が思いのほか遅く、 日本列島に停滞しているのが影響しています。 勢力が弱まってきているとはいえ、 まだまだ警戒が必要です。 さて、真夏の塩那スカイラインや山道を走っていると、 白い花を咲かせるヒヨドリバナに出会うことがあります。 ヒヨドリバナ(ヒヨドリソウとも)は、 キク科ヒヨドリバナ属の多年草で、 同じ仲間に、ヨツバヒヨドリ、サワヒヨドリ、 フジバカマなどがあります。 なぜか、私の2006年来の全ブログの中で、 最もアクセス数が多いのが、 かなり以前(2012年9月12日)、 ヒヨドリバナとフジバカマについて書いたもの。 どうしてなのか、本人さっぱりわかりません・・・ ところが、当時の知識が全て正しいとは言えず、 今読み返してみるとお恥ずかしいよう。 このヒヨドリバナの仲間については、 同定も難しく、奥の深さに驚いています。 今回、ヒヨドリバナに関しては、 はっきりと同定できそうな気がしてきましたので、 再び、書いてみようと思いました。 ヒヨドリバナの同定の決め手は、やはり葉の出方。 ヨツバヒヨドリが3枚だったり4枚だったり、 あるいはそれ以上だったりするのに対して、 ヒヨドリバナは常に2枚で対生しています。 花の色は基本的に白です。 そう思って山道の脇に咲く花を見て行くと、 よりヒヨドリバナを見つけやすくなります。 写真前半は塩原で見かけたヒヨドリバナ。 葉が2枚で白い花。 けっこうあちらこちらで咲いています。 一方後半のヨツバヒヨドリは、 道路脇には意外と少ないような印象。 塩原でヨツバヒヨドリに確実に会えるのは、 ハンターマウンテンかなと。 今年はキャンプ場として営業しているハンターマウンテン。 機会があったら、花を見に行ってみたいですね。 白い花のヒヨドリバナ。 葉が2枚で対生。 葉が4枚で赤紫色の花のヨツバヒヨドリ。 ここからはちょっと微妙な、 葉は2枚に見えるけれど、花が赤紫。 葉で判断するとヒヨドリバナだと思うのですが、さて。 2024年8月30日 09:18
塩原温泉、今朝は雨。
台風10号の動きにもよりますが、 しばらく雨予報です。 どの程度の影響を受けるかは、 台風の進路と速度がポイントのようです。 今のところは通常モードの雨です。 さて、8月に塩那スカイラインを走ると、 ボタンヅルとクサボタンという、 いずれも「ボタン」という名前がつく 山野草が目につきます。 花自体は似ても似つかないのですが、 いずれも葉の形がボタンに似ているということから、 そういう名前がついているようです。 先日のウシノヒタイやアキノウナギツカミもそうですが、 昔の人たちの植物のネーミングセンス、なかなかです。 一方はつるになっているボタン、ボタンヅル。 もう一方は草のようにはえているボタン、クサボタン。 ボタンヅルが何故にツルボタンでないのか・・・ それを考えると眠れなくなりそうですが。 ボタンヅルはキンポウゲ科センニンソウ属つる性低木。 クサボタンはキンポウゲ科センニンソウ属半低木。 実は同じ科、同じ属になる近しい仲間です。 見た目は全然違いますが、 いずれも花の後には キンポウゲ科らしいふわふわの種がつきます。 そしてキンポウゲ科なので、いずれも有毒植物です。 ちなみにセンニンソウは花はボタンヅルとそっくり。 葉の形が全然違うので、見分けがつきます。 また、クサボタンの写真でお気づきになるかと思いますが、 茎などが真っ白なろう物質に覆われています。 クサボタンワタムシ、 もしくはコナカイガラムシのコロニーです。 このろう物質をバラバラにすると、 おびただしい数の虫が現れますので、 虫嫌いな方は触らないほうがいいかもしれませんね。 ボタンヅル クサボタン 2024年8月28日 08:56
塩原温泉、今朝はくもり。
今日は日中雨が降ったり止んだり。 先程もざーっと本降りの雨でした。 明日は日中くもりですが、 その後台風10号の影響を受けるようで、 31日までずっと雨の予報です。 進路が気になります。 さて、大沼やヨシ沼に行くと、 金平糖のようなかわいい小さな花があちこちに咲いています。 場所によっては一面を埋め尽くしていたりします。 よく見ると、葉の形が違う2種類。 ミゾソバとアキノウナギツカミです。 花だけ見ると、ほとんど見分けがつきません。 ミゾソバの別名は「ウシノヒタイ」。 葉がちょうど牛を真正面から見たような形をしています。 それに対してアキノウナギツカミは 細長く先がとがった形で、 茎を抱き込むように生えています。 なぜ「アキノウナギツカミ」などという 面白い名前がついているのかと言えば、 茎をよ〜く見てみてください。 トゲがあるのです。 これを使えば、ぬるぬるとする鰻もつかめるという意味なのでしょう。 しかも、この2種類とはまた違う(花はそっくり)、 「ママコノシリヌグイ」というのも。 こちらも茎にトゲがあります。 「ママコ」というのは「継子」のこと。 これを使って「尻ぬぐい」したら、さぞ痛いでしょう・・・ 「ウシノヒタイ」に 「アキノウナギツカミ」に 「ママコノシリヌグイ」。 花がこんなに可憐なのに、 全く何というネーミングでしょうか(笑)。 塩原ではあまりママコノシリヌグイは見かけません。 ウシノヒタイとアキノウナギツカミはどこにでも。 何なら一緒に咲きましょうとばかりに、 ぐちゃぐちゃに混ざり合って咲いていたり。 またウシノヒタイの葉の形や模様は様々なようです。 塩原ではあまり模様が入りませんが、 先日奥日光戦場ヶ原で見かけたのは、 シャープでカッコイイ模様が入ってました。(3枚目の写真) もしかしたら別の種類かも? 最初にウシノヒタイ(ミゾソバ)。 次にアキノウナギツカミ。 その後に混ざり合っている写真を。 花だけでなく葉っぱもじっくり見て、 その違いを楽しんでくださいね。 ウシノヒタイ(ミゾソバ)。 アキノウナギツカミ。 2種類混じって一緒になっている場所も。 2024年8月27日 09:07
塩原温泉、今朝はくもり。
この後日中は雨予報です。 しばらくそんな天気が続きます。 本当は昨日、大沼の後すぐにアップする予定だっのですが、 今日はヨシ沼について。 大沼のすぐ近くにあるヨシ沼へも、 夏の花達に会いに行ってきました。 夏、ヨシ沼ではサワギキョウが咲きます。 ヨシ沼の植生は大変興味深く、 塩原でここでしか見られない植物がけっこうあります。 サワギキョウもその一つです。 濃い青から紫色の美しい花。 以前に比べると数は減ったかなあ。 それでもこうやって毎年会えるのが楽しみです。 ミヤマウズラや、ツリフネソウ、 ミゾソバ、アキノウナギツカミ、 ベニナギナタタケなどにも会えたことを報告しておきますね。 ホツツジの葉が早くも紅葉していました・・・ 2024年8月16日 08:58
塩原温泉、今朝は雨。
台風7号が太平洋を北上しています。 進路が東寄りになりましたがので、 関東地方上陸は免れそうですが、 強い台風ですので、影響は出るだろうなと思います。 塩原の予報では日中と夜に1時間1ミリ程度の雨。 風速は4〜5メートルとなっています。 風は明日まで残りそうです。 大きな被害がないことを祈ります。 さて、現在『豪華絢爛めだか展』開催中の 大田原市のなかがわ水遊園。 私のひそかな?楽しみは、屋外だったりします。 こちらの広い池のあちこちに咲く水生植物。 ハスや熱帯性スイレン、ミソハギなどなど。 夏が最も見ごたえあります。 とにかく広い池。 環境が良いのか、植物たちも増えて勢いがあります。 当然トンボたちもやってきます。 屋外の公園も広く、 セミやチョウなどの昆虫たちもやってきます。 暑いですけれど、ぜひ屋外も散策してみて下さい。 2024年8月11日 09:42
塩原温泉、今朝は快晴です。
今日は午前中晴れで午後くもり。 雨マークはありませんが、 夏の天気なので、急変することもあるかもしれません。 さて、今日は夏に涼し気な花、カリガネソウを。 カリガネソウは園芸品種なんだとずっと思っていました。 上三依水生植物園や、お寺の庭先に咲くのを見てきたので。 まさか塩原の自然の中で見られるとは思ってませんでした。 昨年までは。 昨年初めて塩原の2か所で見かけていたので、 今年は会いに行きました。 タイミングばっちり。 美しい青い色の花。 おしべとめしべが上向きに伸びて くるんとしているのが印象的。 一度見たら忘れられないような個性的な花です。 その花の形を雁に見立てて雁草(カリガネソウ)らしいのですが、 さて、雁に見えますでしょうか・・・ 今回驚いたのはその香りです。 シソ科の植物。 シソ科の植物は大体香りがありますよね。 花を撮影するのに、 葉をかき分けた時に、ふっと立ち上がった香りは、 今まで一度もかいだことがない不思議な香りでした。 ネットで「カリガネソウ」と入力すると、 「カリガネソウ 臭い」というキーワードが出てきます。 そしてどのサイトでも 「何とも言いようがないにおい」というような表現が。 本当に「何とも言いようがないにおい」なんです。 個人的に最初に連想したのが「シュウマイ」でした・・・ シュウマイのにおいがする花。 花の形も香りも個性的なカリガネソウ。 どこかで見かけたら、 葉っぱを触って香りをかいでみて下さい。 2024年8月 8日 08:43
塩原温泉、青空も見えてますが、今朝はくもり。
やはりこの後日中雨予報です。 昨日は一時雷雨になりました。 今日もその可能性があるかと思います。 明後日からは晴れマークがかなりついています。 また暑くなりそうです。 さて、昨日塩原渓谷のキツネノカミソリを紹介しました。 いくつか群生地があると書きましたが、 私が知る限り、一番大きな群落地は ちょっと沢沿いに登ります。 足首の怪我で今年はやめておこうとしたのですが、 やっぱりこちらに行かなくては片手落ちだよなあと、 足元に注意しながら、慎重に行ってきました。 がんばって行って大正解でした。 毎年足を運んでいますけれど、 今まで最も花が多いようです。 一面にオレンジ色の花がぎっしりと。 ここまで咲いているとは思いもしませんでした。 是非ともご覧いただきたい花風景ですが、 以前、ここでマムシを見たことがあるので、 気軽にはおすすめできません。 長靴であれば大丈夫でしょう。 やはり塩原街道トンネル区間の旧道。 大網温泉から塩原渓谷遊歩道を少し上がった場所です。 2024年8月 7日 08:57
塩原温泉、今朝は晴れ。
ここのところ、朝は晴れているんですが、 その後雨になっています。 昨日はゲリラ的豪雨になりました。 今日も日中ずっと雨予報。 水不足が解消すると良いですね。 さて、イワタバコと同じ時期、 同じような場所に咲くキツネノカミソリ。 塩原の自生地は何か所かありますが、 私が毎年見に行くのは2か所。 その内の一ヶ所はちょっと上り下りがある場所なので、 足に怪我をしている今年は行くのを控えます。 もう一ヶ所の、 車から降りれば見られる場所で撮影してきました。 こちらは花の数は多くはないものの、充分にきれい。 山や渓を歩かずとも、 見られる場所で良かったです。 最後の2枚の写真は 塩原街道旧道の仙髯の滝のすぐ上 かなり咲いているのがわかります。 ただ、滝のところが垂直の岩なので、 とても近づけません。 ズームで撮影。 塩原渓谷のキツネノカミソリはこんな感じで、 渓谷の斜面に咲いています。 キツネノカミソリは里の平野部でもよく見かけます。 常々不思議に思うのですけれど、 里で見かけるキツネノカミソリは花の色が濃く朱赤。 塩原渓谷のキツネノカミソリは明るいオレンジ色なんですよね。 DNAが違うのか、 それとも自生する環境なのか、 専門家のご意見聞きたいところです・・・ 2024年8月 6日 08:52
塩原温泉、今朝は晴れ。
昨日と同じく、予報ではくもり時々雨なのに、 朝は晴れています。 夏の山の天気は変わりやすいもの。 突然雨が降ることもあれば、 逆に晴れる時間があったりします。 さて、先々月末に足首を怪我して遊歩道歩きができず、 今年は渓谷のイワタバコは見に行けませんが、 とても身近な場所に、 沢山のイワタバコが咲いているのを見つけて、 ちょっと驚いています。 国道400号線(塩原街道)のトンネル区間の旧道、 通称大正浪漫もみじ街道の法面一面、 イワタバコが埋め尽くしておりました。 確かに塩原街道では他にも、 こういう場所があるのですが、 こちらの場所も、ここまでとは。 今までどうして気が付かなかったんだろう・・・ イワタバコは日の当たらないような、 渓谷の岩肌にしがみつくように生えています。 宿根草なのに、土もなさそうな場所で、 冬の間、根は一体どうしているんでしょうか。 全く何もないような岩肌にいきなり現れます。 塩原渓谷の遊歩道沿いなどの、 あちこちで見ることができますが、 渓谷まで行かなくても、 こんな身近で楽しめました。 最後の写真、 法面を埋めている緑は全部イワタバコの葉ですよ〜。 谷の岩肌と法面、 人間にとっては全然別の物ですが、 イワタバコにとっては、 あまり変わりないのかもしれませんね。 2024年8月 5日 09:00
塩原温泉、今朝は晴れ。
あれっ? 今日からしばらく、 天気予報から晴れマーク消えたはずなんですが? 予報では午後は雨。 明日明後日も日中雨の時間が多そうです。 でも、今朝みたいに、突発的に晴れる時間があるといいですね。 さて、久しぶりに歩いた夏の大沼。 夏の茸を期待していたのですが、 雨不足のせいか、茸はあまり見かけませんでした。 ところが、期待していなかった花との すばらしい出会いが沢山ありました。 まずはエゾミソハギの花。 以前より減りましたが、 それでも大沼のあちらこちらに。 同じような場所にチダケサシやツリフネソウも。 そして、一面を埋めるミズオトギリ。 秋に真っ赤になる葉がきれいですが、 花も可愛らしくて、沢山咲いていました。 以前はかなり沢山咲いていたのに、 ここ数年見かけていなかった コバノカモメヅルとヌマトラノオに 再会することができました。 全くなくなったわけではなかったとわかり、 とても嬉しかったです。 何よりの思いがけない出会いは、 最初と最後にありました。 何と大沼で最初に出会ったのはオニノヤガラ。 そして最後に小さな小さなアリドオシラン。 いずれも野生ランの仲間です。 1mくらいになるオニノヤガラと、 5センチにも満たないアリドオシラン。 オニノヤガラは、塩原の何か所かで見たことがありますが、 アリドオシランに塩原で出会ったのは初めてでした。 よく見つけた、私。 これだから大沼もうではやめられません。。。 2024年8月 2日 08:34
塩原温泉、今朝も晴れ。
今日は午後まで晴れ予報で、夕方からはくもり。 日中は暑くなりそうです。 初夏から夏にかけては、 なぜか白い花ばかりが目につきますが、 そんな中、真っ赤。 まるでクリスマスツリーのような。 クマヤナギというつる性植物の実です。 塩原にもありますが、 写真は上三依塩原から五十里湖に抜ける道で。 深山ダム周辺でも見かけました。 実に目立ってました。 この実は食べると甘く、 漢方薬として使われているそうです。 果実酒にもいいらしいのですが、 まだ摘んだことはありません。 トライしてみようかな・・・ 2024年8月 1日 09:25
塩原温泉、今朝は晴れ。
爽やかな涼しい朝です。 朝はいつもこんな感じで涼しいのですが、 午後になってくると湿度が上がって暑くなります。 さて、白い花を咲かせるクロヅルと、 遠目からはとても良く似ていますが、 この時期、やはり塩原のあちこちで咲いているノリウツギ。 ウツギとありますが、ウツギの仲間ではなく、 アジサイ科アジサイ属といいますから、 れっきとしたアジサイの一種なんですね。 確かに円錐形の花の付き方をみると、 カシワバアジサイとよく似ています。 今回初めて、ノリウツギの「ノリ」は「糊」が由来と知りました。 かつては樹皮から和紙用の糊をとったのだとか。 今度一度樹皮をはがしてみようかと思いました。 塩原では紫陽花の花が寒い時期まで残ることが多いのですが、 ノリウツギの花も枯れてもなおその形をとどめて、 冬の間じゅう、場合によっては冬を越しても、 枝に残っているのを見かけたりします。 今の花の季節、近づいて見てみると、 チョウ、ハナムグリ、ハナアブ、ハナカミキリなど、 沢山の昆虫が集まっています。 昆虫好きにはたまらない花でもあるんですよ。 2024年7月30日 09:09
塩原温泉、今朝の塩原温泉はくもり。
涼しい朝です。 今日は一日くもり予報になっています。 ただ昨日もくもり予報だったのに、 晴れて暑くなりましたので、 そういうこともありそうです。 さて、ムラサキシキブの花が綺麗だったころ、 塩原では白い花が目につきました。 初夏から夏にかけて山に咲くのは 白い花が多いように思います。 そんな中でも、 今年久しぶりにクマノミズキが目立っていました。 クマノミズキを知ったのは3年前だったと思います。 ミズキの花は5〜6月に咲くのですが、 ミズキの花が終わった後、 またミズキが咲いている・・・と思ったら、 クマノミズキという違う種類があると知りました。 遠目に見たらミズキとクマノミズキはそっくりです。 花の咲く時期が違うこと、 葉の形と葉の付き方が違うことなどから、区別がつきます。 その後私が気づかなかっただけかもしれませんが、 クマノミズキをあまり見かけてませんでした。 今年は久しぶりにあちこちで見かけましたので、 年によって花の咲き方に差があるのかもしれません。 クマノミズキ こちらは普通のミズキ。 花は5月下旬〜6月に咲きました。 葉の形やつき方が違います。 2024年7月29日 08:44
塩原温泉、今朝は晴れ。
今日は関東各地晴れて、かなり暑くなるようです。 とは言っても塩原では晴れは午前中だけで、 午後からはくもり。 風があるので、体感気温少し低いかもです。 昨日お帰りになったお客様も、 朝晩の涼しさに驚いていました。 さて、少し前になりますが、 サルナシの雌花を探して山に入った時、 やたらと目についたのがムラサキシキブの花です。 ムラサキシキブと言えば、 秋口頃から花屋で見かける、 紫色の小さな実がぎっしりと並んだ 枝ものとしての花材を思い浮かべる方が多いかと思います。 私もずっとあれがムラサキシキブだと思っていました。 ところが、実はあれはコムラサキという種類で、 同じ仲間ですが、山で見かけるのがムラサキシキブです。 落葉低木として、塩原の山のあちこちに自生しています。 最初見た時にはとても驚きました。 しかも塩原に来るまでは花すら見たことなく。 この花があの紫色の小さな実になるのかと。 花も小さくて地味なので、 普段はあまり目立ちません。 それが今年はやけに目についたのです。 意識していないけれど、今年は条件が良いのでしょう。 NHK大河ドラマで紫式部が取り上げられている年に、 ちょうど目につくのも不思議ですね。 秋に実がなるのが楽しみです。 野生のムラサキシキブの実は、 花屋で見るコムラサキのような濃い色ではありませんが これだけたわわに実ったら見事だと思います。 2024年7月28日 09:11
塩原温泉、今朝はくもり。
とても涼しい朝です。 今日は一日くもり予報ですが、 明日は晴れて暑くなります。 何度もお伝えしていますが、 今日は鬼怒川上流4ダムの公開日。 渇水状況が深刻な4ダムの状況を見てきていただければと思います。 さて、今日から再び花のことについて書いていきます。 先日、珍しい花に遭遇。 最初何度か見たことがある、 オニノヤガラの随分小さいのだなあと思いましたが、 ちょっと待てよ、 これはもしかしたらシロテンマ? オニノヤガラは1メートルほどの丈になり、 全体が青っぽいのはアオテンマとも呼ばれますが、 シロテンマは全く別の品種。 オニノヤガラよりもずっと小さいし、 花が咲く時期も遅いようです。 初めて見ました。 ランの仲間で葉緑素を持たず、 ナラタケなどの菌類に栄養を頼っている植物です。 環境省や栃木県、那須塩原市、 どのレッドデータリストでも 2024年7月19日 08:53
塩原温泉、今朝はくもり。
昨日関東地方が梅雨明けしたとのこと。 確かに昨日午後はちょっと晴れましたが、 その後ずっとくもりで雨も。 今日明日もくもりと雨予報。 本当に梅雨明けしたのかな・・・という天気です。 さて、7月も後半。 山百合があちこちで咲いています。 今年は山百合、花付きがいいのではないでしょうか。 時折、かなりの花をつけたものも見かけます。 ただ、彩つむぎの庭まわりの山百合は、 ほとんどサルにやられてしまいました。 つぼみが大きくなってきて、 もう少しで咲くかなあというタイミングで、 つぼみをむしり取っていきます。 美味しいんでしょうね。 色々な場所で撮影した山百合の写真を。 最後は姉妹館明賀屋本館の玄関前で。 ミヤマカラスアゲハが沢山来てました。 那須街道赤松林の山百合。 塩原街道の山百合。 関谷地区で見かけた山百合。 姉妹館明賀屋本館の 玄関前の山百合。 ミヤマカラスアゲハが 蜜を吸っています。 花粉まみれ。。。 2024年7月18日 09:08
塩原温泉、今朝はくもり。
一日くもりかと思っていたら、 日中晴れマークがつきました。 久しぶりに暑くなりそうです。 さて、マタタビとミヤママタタビの話を取り上げたので、 今日は同じ種類に属するサルナシを。 塩原ではコクワとも呼ばれています。 同じような環境が好きらしく、 マタタビと一緒にからまっていることもあります。 こちらは葉の色が変わったりはしませんが、 葉の付け根が赤くなっているので、 見つけやすいです。 マタタビより花は小さめですが、 咲き方がよく似ています。 マタタビもですが、 花には雄花と雌花があり、 雌花だけ実がつきます。 野生の小さなキウイのような、 この実がとても美味しいので、 花の咲く時期に雌花を探します。 割合的には圧倒的に雄花のほうが多い印象です。 今年は花の時期が早いのか、 すでに雌花のつるには、実がぶら下がっています。 もう少し時期が経って、 実にしわが寄るようになれば採り頃。 今年も収穫できるといいな。 2024年7月17日 08:43
塩原温泉、今朝はくもり。
今日の午前中はくもり時々雨で午後はくもりです。 明日は少し晴れる時間がでてきそうです。 さて、先日、奥日光から山王林道を通った時に、 ミヤママタタビをあちこちで見かけました。 マタタビ・・・ 猫とは切っても切れないというか、 どうして猫ってマタタビが好きなんでしょうね? 我が家にも2匹の猫がいますが、 マタタビへの反応はなかなかのものです。 ただし、マタタビには、 普通のマタタビとミヤママタタビの2種類あり、 ミヤママタタビには猫はあまり反応しないそうです。 塩原で見かけるのはほとんど(全て)マタタビ。 ミヤママタタビを見たことはありません。 ところが山王林道では、ほとんどミヤママタタビ。 面白いですね。 何で見分けるかと言うと、 花の時期の葉の色です。 普通のマタタビは花が咲く時期に、 葉の一部が白くなりますが、 ミヤママタタビはピンク色になります。 ミヤママタタビのピンク色の葉、 とってもきれいです。 花の形も異なるようですが、 今回、そこまで確認はできませんでした。 猫はマタタビに含まれる成分に反応するらしいのですが、 花はとても良い香りがあり、人間も癒されます。 現在は花が終わり結実する時期ですが、 この実にも2種類あります。 細長い普通の実と、 木天寥(もくてんりょう)と呼ばれる、 虫こぶができてごつごつしたものが。 古来木天寥の実の方が薬効あると言われて珍重されます。 マタタビの実、沢山採れればお酒に漬けこみます。 今年はお酒に漬けるほど実がなるでしょうか。 塩原で撮影した 普通のマタタビ。 山王林道で撮影した ミヤママタタビ。 2024年7月16日 08:53
塩原温泉、今朝は雨。
午前中だけ雨マーク。 午後から明日午前中にかけてはくもり予報です。 まだまだぐずついた天気が続きます。 先日の日光への行き帰りの道。 行きは霧降高原経由。 帰りは奥日光光徳牧場脇から 山王林道を抜けて、川俣温泉〜栗山経由で。 山王林道はあちこちに 「カーブ注意」 「対向車注意」 「落石注意」 などの表示があるような山道で、 最初に通ってみた時にはとても驚きましたが、 この道でしか見られない景色や花などが興味深く、 時間に余裕がある時はこの道使っています。 今回驚いたのは、 行きの霧降高原道路、山王林道のどちらにも、 シモツケとヤマブキショウマの群落があったこと。 霧降高原道路のは前にも見たことがありましたが、 山王林道の方は初めて。 しかも山王林道のほうがはるかに沢山でした。 こういう風景、 塩原や那須ではあまり見られません。 特にシモツケの花、 塩原では見たことないんですよね。 ちょっとうらやましく思いました。 山王林道は近々、 8/1〜9/30の2か月間、 工事のために通行止めになるそうです。 紅葉時期にまた走れる機会があるといいなあ。 ちなみにシモツケの花、 塩原では見かけませんが、 那須塩原駅からの直線道路の 街路樹の所にずっと植えられています。 2024年7月15日 08:47
塩原温泉、今朝は雨。
昨日の夜からかなりの本降りです。 予報でも一日雨。 渇水が続いているので、良いお湿りかと思います。 さて、先日、日光で会議があった時、 行き帰りに回り道ドライブして、 色々な花を撮影してきました。 行きに霧降高原キスゲ平。 帰りは奥日光戦場ヶ原へ。 こちらも駐車場周辺だけの撮影でしたが、 すでにホザキシモツケが咲き始めています。 他にもイブキトラノオ、 カラマツソウ、シモツケなども。 ニッコウキスゲがまだきれいに咲いていて嬉しかったです。 ピーク時には戦場ヶ原を、 まるで海原のように埋め尽くすホザキシモツケ。 昆虫たちも沢山集まってました。 一度はピークの時に見に行かれることをお勧めします。 すばらしい花風景です。 ホザキシモツケ。 ホザキシモツケと アオコシホソハバチ。 ホザキシモツケと トラフシジミ。 ホザキシモツケと チャバネセセリ。 イブキトラノオと チャバネセセリ。 キマダラヒカゲ。 2024年7月14日 08:49
塩原温泉、今朝はくもり。
先程まで薄日が射しこんでいましたが、 今日は一日雨予報。 明日もそんな天気になります。 梅雨明けはまだ遠そうです。 さて、那須の花に続いて、日光方面の花を。 先日日光で会議があり、 その行き帰りに、回り道して、 色々な花などの写真を撮ってきました。 そう言えば那須も会議の日でした・・・。 なかなか丸一日時間が取れることが少なく、 会議とか所要とか抱き合わせのことが多いです。 それでも花好きは花が見たくて無理します(笑) お伝えしたように、 足首を怪我して山歩きはできません。 車で行ける範囲の所だけ。 とはいえ、それだけでも、色々な花に出会えました。 まずは行きは日光霧降高原経由で。 塩原〜上三依〜川治〜栗山〜大笹牧場〜霧降高原〜日光となります。 塩原から大笹牧場まで大体1時間。 霧降高原は大笹牧場から10分ほど。 さらに霧降高原から日光まで15分ほど。 意外と近いことがおわかりになるかと思います。 この時期日光霧降高原キスゲ平は、 一面ニッコウキスゲが埋め尽くします。 キスゲ平は元スキー場だった場所で、標高差があります。 駐車場とレストハウスがある場所が標高1345メートル。 そこから階段が1445段まであります。 1445段の展望台で標高1582メートル。 階段の所々をつなぐ迂回路を使うと、 距離は長くなりますが、歩きやすいかもしれません。 標高差で花の開花時期もずれてきます。 大体毎年上の方まで歩きますが、 今回は足の怪我のために駐車場付近だけ。 残念ながら駐車場付近のニッコウキスゲはもう終わりかけ。 上まで行けばまだ沢山咲いていたかもしれません。 それでも、ニッコウキスゲ以外の、 クルマユリ、ノハナショウブ、 ヒヨドリバナ、ギボウシ、クガイソウなど、 色々な山野草が咲いていました。 こちらはニッコウキスゲだけでなく、 かなりの種類の山野草が楽しめる場所でもあるのです。 この後も、シュロソウ、アオヤギソウ、 ワレモコウなど咲いてきます。 今年はこれで良しとしましょう。 来年はちゃんと歩けるといいですね。 2024年7月13日 08:48
塩原温泉、今朝はくもり。
薄日が射しています。 午前中少しの間だけ晴れマーク。 日中くもりで夕方から雨です。 明日明後日は日中雨。 三連休なのに残念な雨です・・・ さて、少し前に那須ロープウェイを利用して 弾丸で歩いてきた那須茶臼岳周辺。 景色、ハクサンシャクナゲ、マルバシモツケと来て、 最後にその他の山野草たちを色々。 ネバリノギラン、 ウラジロヨウラク、 ベニバナツクバネウツギ、 ツマトリソウ、 タニギキョウ、 アカモノ、 シラタマノキなどなど。 まさかのオノエランに出会え、 今年ちゃんと見ることができなかった イワカガミがまだ数輪咲いていてくれました。 ハクサンシャクナゲも期待通りだったし、 何てラッキーなんでしょうと思って、 大満足で峰の茶屋からの下山途中・・・ 何と細かな礫の地面の所で、 花を見ようと一歩進めた左足が滑り、 右足がなぜかそれについてこなくて、 右足首を捻挫してしまいました。。。 ボキッと音がしたのを感じ、 まさか骨折?と思いましたが、 とりあえず立てたし、 かなり痛いものの、自力で歩けたので、 何とかなるだろうと、 そのままストックを頼りにロープウェイ山麓駅まで、 足を引きずりながら下山。 30分遅れてしまいましたが、 会議にも参加し、帰宅して足を見たら、すごい腫れ具合。 痛みもかなりありました。 翌日病院に行ってレントゲン写真では骨に異状なしで、 少しほっとしたのも束の間、 痛みと腫れと内出血がひどくなり、 一週間後にCT検査したら、 レントゲンではわからなかった箇所にヒビ。 骨折してました・・・。 人生初めての骨折。 全治2か月との診断。 しばらく山歩きできないですね。 トホホです。 自重いたします。 ネバリノギラン。 マルバシモツケ。 ネバリノギラン、 マルバシモツケ。 マルバシモツケ。 ウラジロヨウラク。 ウラジロヨウラク。 ベニバナツクバネウツギ。 ツマトリソウ。 タニギキョウ。 エゾノツガザクラ。 アカモノ。 シラタマノキ。 コメツツジ。 イワカガミの花後。 かろうじて残っていた イワカガミの花。 カラマツソウ。 オノエラン。 ミヤマニガイチゴ。 ウラジロタデ。 ヒヨドリバナ。 ベニバナニシキウツギ? クロヅル。 イオウゴケ。 2024年7月12日 08:45
塩原温泉、今朝は雨。
今日は日中ずっと雨予報です。 夜からくもりで明朝少し晴れる時間もありそうですが、 その後も雨予報。 しばらく毎日雨が降るような予報になっています。 最高気温21度。 涼しくて過ごしやすそうです。 さて、少し前に那須ロープウェイを利用して、 弾丸で歩いてきた那須茶臼岳周辺。 昨日のブログでお伝えしたように、 ハクサンシャクナゲが目的でした。 沢山のハクサンシャクナゲに出会えましたが、 それ以上に沢山咲いていたのが、マルバシモツケです。 普通のシモツケは花がピンクですが、 こちらの花は真っ白。 中にうっすらピンク色したのもあります。 那須茶臼岳の周辺、どこにでも咲いてます。 ロープウェイ山頂駅のまわりにも。 今回、よくよく考えてみたら、 ハクサンシャクナゲやマルバシモツケが ピークの時期に歩いたこと、あまりないんですよね。 こんなに沢山のマルバシモツケの花を見たのは初めてです。 山の上のお花畑。 よくぞ、こんなやせた場所に、こんなに沢山咲いているものです。 花の時期が長いと思いますので、 しばらく楽しめるのではないでしょうか。 2024年7月11日 09:10
塩原温泉、今朝は小雨。
今日は日中雨が降る時間が多そう。 明日も同じような天気予報です。 さて、少し前に短い時間ながらも、 那須連山を歩いてきたのは、 この花が目的でした。 ハクサンシャクナゲ。 5月にミネザクラを見に行きました。 今年のミネザクラはよく咲いていました。 ミネザクラとほぼ同じ時期に アズマシャクナゲも咲き始めるのですが、 その時に、見かけたシャクナゲ、 全然花がついていなくて残念だなあと思ったところ、 そのシャクナゲは、アズマシャクナゲではなく、 ハクサンシャクナゲだったと後から知り、 なるほど、だから花がなかったのかと合点がいきました。 ということは、これから咲くんだと。 そう言えば以前一度6月だったか7月だったか、 姥が平を歩いた時に、 ハクサンシャクナゲが咲いていて驚いたことも思い出しました。 まだ早いかなとも思ったものの、 他に行けそうな日もなく、 ワンチャンスを逃すものかと、登ってみたら、 これが大正解でした。 ミネザクラの時に当たりをつけていた場所や 以前見たことがある姥が平周辺、 ちょうどハクサンシャクナゲが咲き始めていて、 クリーム色から、薄ピンク色の、 何とも言えない色合いの花がとてもきれいでした。 ピンク色が鮮やかなアズマシャクナゲとは、 また違う魅力。 他の場所でも見たことはありますが、 姥が平周辺は、茶臼岳をバックに、 まるで、よく作り込まれた日本庭園のような趣きも。 昆虫たちも沢山花に集まって。 塩原ではハクサンシャクナゲ見られないんですよね。 去年は尾瀬に沢山咲いているのを見られました。 近くでこんな素敵な花風景が見られることに感謝。 写真撮りまくりました〜。 2024年7月 8日 08:45
塩原温泉、今朝はくもり。
今日明日とずっとくもり予報です。 昨日は晴れて暑くなりましたが、 七夕の夜にきれいな星空は嬉しかったですね。 さて、庭の花をもう少し。 夏の着物の意匠などで良く描かれるカワラナデシコの花。 とても好きな花なのですが、 園芸品種も含めて、なぜかあまり縁がなく。 野生のものはかなり減少しているそうです。 2〜3年前だったか、 関谷地区の箒川の河原に近い場所で見つけ、 とても嬉しかったのですが、 自然の中では見かけたのはその一度きりです。 一昨年苗を買って植えてみたところ、 今年は株が大きくなって、 沢山の花をつけてくれました。 丈夫な花のはずなので、 根がつけば、毎年咲いてくれるかな。 そして、5年くらい前から、 庭の片隅に勝手に生えてきて、 ずっと何の花だったかわからなかった、 同じピンク色の花が、 同じナデシコ科の花で、 カッコウセンノウと言う名前だと判明。 こちらはそれほど増えないのですが、 細々と庭の片隅で律儀に毎年咲いてくれてます。 いずれもナデシコらしいピンク色の花がかわいいです。 カワラナデシコ カッコウセンノウ 2024年7月 7日 08:37
塩原温泉、今朝は快晴です。 今日は日中一日晴れ予報。 最高気温が涼しい塩原温泉で32度となってます。 真夏の最も暑い時の温度です。 梅雨の最中にいきなりこの温度。 涼しい所でおとなしくしてるのが良さそうです。 明日からはくもりや雨。 今日一日の我慢ですね。。。 さて、地味な花ながら、 庭のアプローチに沢山のネジバナが。 この花も植えてません。 不思議な花ですよね。 小さくてもれっきとしたランの仲間です。 近づいて花をよく見ると、 ちゃんとランの花の形をしています。 その小さな花がぐるぐると、 らせんを描くように咲いていきます。 先日お亡くなりになった中尾彬さんの ねじねじマフラーを思い出します・・・。 毎年箒川側の庭に咲いてましたが、 今年はまとまって道路側の庭のアプローチに出てきました。 なぜか、川側よりも背が高くなっています。 来年も増えるといいなあと願いながら。 |