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2024年10月
2024年10月10日 08:51
塩原温泉、今朝はくもり。
昨日の時点では今日は晴れ予報だったのですが、 晴れマークは後ろに移動してしまいました。 明日明後日が晴れ予報になります。 さて、秋の茸沼にはまっている間に、 色々撮りためていた秋の山野草。 今日は普通の何でもない山道の道路脇で撮影した花を。 この季節、ちょっと山道を車で走っていると、 色々な花を見かけます。 ほぼ同じ場所に咲いていました。 秋の山野草はしっとりと美しい花が多いですね。 レイジンソウ。 トリカブトの仲間です。 ツリフネソウ、 マルバフジバカマ、 ミゾソバ。 咲き乱れていて、 まるでお花畑。 ツリフネソウ。 ミゾソバ。 キバナアキギリ。 シラネセンキュウ。 ミズヒキとキンミズヒキ。 ミズヒキとユウガギク? ヤマハッカかな? カワミドリかな? オトコエシ。 ヒヨドリバナ。 キバナアキギリ。 ヤクシソウかな? ハギ。 コマツナギ。 アキカラマツかと思いましたが、 何かちょっと違う… マツカゼソウのようです。 あまり見かけない花です。 2024年10月 9日 09:15
塩原温泉、今朝は雨。
冷たい雨です。 一気に寒くなってきた感じ。 昨日より1枚多めに着込んできました。 夕方には止んで明日明後日は晴れるようです。 少し暖かくなるかな。 さて、秋の茸色々。 最後になります。 ずっと探していた茸に初めて出会えました。 普通の茸とはかなり違いますが、これもまた茸。 冬虫夏草です。 冬虫夏草というのは、昆虫から出る茸(菌)を総称しています。 空中を浮遊している胞子が昆虫などの体に付着すると、 菌がその昆虫に寄生し、昆虫の体内で菌糸を伸ばします。 昆虫の体の殻はそのままで、 体の中から子実体となる茸が生えてきます。 図鑑などで、その種類や仕組みなどの ある程度の知識はあったのですが、 まだ現物にお目にかかったことなく、 ここ数年来、いつか見つけてみたいとずっと思っていました。 トンボ、カメムシ、セミ、クモ・・・ 寄生する昆虫によって種類も様々。 今回見つけたのは蛾などのサナギから生えてくる ハナサナギタケ。 ご覧のように真っ白で美しい茸です。 小さいものの、花が咲いたように、 何本もの子実体が出てくるので、 比較的見つけやすい冬虫夏草なのだそうです。 苔の緑の中から出ていたので、すぐにわかりました。 そして苔の下を掘ってみると、確かにサナギが。 白い部分を触ってみると胞子が舞いました。 この胞子がまたどこかで、 新しいサナギを見つけるかもしれません。 成虫になれなかったサナギは気の毒ですが、 自然の循環の一場面を見ることができて、 とても感動しました。
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塩原春夏秋冬 生き物たちのこと色々
2024年10月 8日 09:01
塩原温泉、今朝は雨。
しとしと雨です。 季節がまた一歩進んだ感じ。 寒いというほどではありませんが、涼しい朝です。 さて、秋の茸色々。 ここ数年来、自分の勉強と、 記録を残すという目的で、 昼休憩の間に、せっせと茸の写真を撮っています。 つくづく、実に茸の世界は奥が深いなあと思います。 形も色も本当に多種多彩。 不思議な世界です。 今年印象に残ったものや 初めて出会えて嬉しかった茸たちを、 記録のためにもアップしておきます。 クロゴムタケ。 久しぶりに会えました。 しかもきれいな個体でした。 マスタケ。 色と大きさに驚きました。 おそらく ダイダイガサの幼菌。 初めて見ました。 コチャダイゴケ。 とっても小さいのに、 小さい世界がその中に。 ウスタケ。 形と色が面白いのです。 これは何だろうなあ・・・ ツノシメジ? オニタケ? 初見です。 これはカビがすごくて。 茸につく菌というのも 色々あります。 キイボカサタケ。 形と色がかわいらしい茸。 けっこう見かけました。 こちらは普通のイボタケでしょうか。 柄が長いので違う茸かも。 足長さんでした。 アワタケかなあ。 傘の裏側が美しくて。 ビョウタケ。 なぜか好きな茸。 出会えると嬉しくなります。 イヌセンボンタケ。 群生する数が見事。 今年は一度しか出会えず。 アシボソノボリリュウでしょうか。 こちらはノボリリュウ。 初めて出会えました。 クロアンズタケ? この一本だけ発見。 オオチャワンタケ? キミミタケ? 初見です。 ニカワハリタケ。 最後の最後に やっと出会えました。 2024年10月 7日 08:33
塩原温泉、今朝はくもり。
今日も一日くもり予報です。 すっきりとしない空です。 秋の茸色々。 今日は赤い色の可愛い茸集めてみました。 青い茸や紫色の茸もですが、 茸の色ってどうやって決まるんでしょうか。 赤い茸は毒茸というイメージをお持ちになる方多いかもしれません。 赤は警戒色。 毒があるよと食べられないようにでもしてるんでしょうか。 こうやって見ると、 綺麗な赤い色の茸、いっぱいあるものです。 来年はベニテングタケに出会ってみたいものです。 ベニタケの仲間。 2024年10月 6日 09:32
塩原温泉、今朝はくもり。
今日明日は一日くもり予報です。 涼しい朝です。 さて、秋の茸色々。 今日は色で集めてみました。 割と出会う確率が少ない、 紫色から青色の茸たち。 以前に一度出会ったウラムラサキ、 ソライロシメジ、モエギタケなど、 本当に素敵な色の茸たち。 昨年に続いて、 トルコブルーの色が美しい ロクショウグサレキンに会えましたし、 2024年10月 5日 09:02
塩原温泉、今朝はくもり。
今日明日とずっとくもり予報です。 ちょっと涼しい朝。 さすがに半袖ではいられず、ジャケットを着こんできました。 さて、秋の茸色々。 今日はサルノコシカケやカワラタケなど、 木の幹(枯木も含めて)にはえてくる固い茸たちを。 山や森を歩いていると、 必ず出会う場面があると思います。 しかもこういう茸は乾燥して、 そのまま冬でも木に張り付いていますので、 何なら一年中見られる茸でもあります。 こんな形をしていても同じ茸です。 茸ってどうしてこんなに多種多彩なんでしょうか。 こういう茸は漢方薬に使われたりすることが多いので、 食べられないわけでもなさそうですが、 食べてもおいしくないような・・・ 写真をご覧いただければわかるように、 かなり色々な種類があります。 中には私でも同定できる茸もありますが、 種類が多くて間違ったことも書けず、 写真だけの紹介にしておきます。 最後のほう地面から出ているのもあります。 ボタンイボタケあたりでしょうか。 2024年10月 4日 08:57
塩原温泉、今朝はくもり。
現在雨は上がっていますが、 この後、午後は雨予報。 そしてその後はほぼ毎日くもりの予報になっています。 さて、秋の茸色々。 今日は地面から出てくるちょっと変わった茸を。 昨秋塩原の山の中で偶然に見つけました。 昨年ブログにアップするタイミングを失い、 今年再び同じ場所に行ってみたら・・・ やっぱり出てました。 最初見た時に、 あっ、これ、キツネノ・・・キツネノ・・・と、 その後が出てこず・・・。 おそらくキツネノロウソクだと思います。 キツネノロウソクに良く似た茸に、 キツネノタイマツ、 キツネノエフデ、 おまけにコイヌノエフデというのもあります。 いずれも幼菌は真っ白でほぼまん丸。 その中にゼラチン質の膜のようなものがあり、 そこからにょきっと茸が現れてきます。 スッポンタケやキヌガサタケと同じ、 スッポンタケ科の茸です。 色合いなどが全く同じ。 薄いピンク色と赤い部分のバランスや、 境界線のあるなし、 頭頂部の色などが違います。 こちらは境界線が出ていることで キツネノロウソクと判断しました。 赤い先端部には最初は 灰緑色のねっとりとした「グレバ」がついていて、 そのグレバのにおいで昆虫たちを誘います。 手につくと、とても臭くてまいります。。。 グレバが取れると赤い先端部が現れます。 今年撮影したものと、去年撮影したもの、 それぞれの写真をアップしておきます。 今まで出会ったのは、この場所一ヶ所だけです。 ここからは昨年撮影のもの 2024年10月 3日 08:54
塩原温泉、今朝はくもり。
霧雨のような雨が時折降っています。 今日は日中くもりで、夜から雨予報。 明日いっぱい雨が続くようです。 気温もぐっと下がっています。 庭のキンモクセイが香るようになりました。 さて、秋の茸色々。 こちらも、かなりあちこちで見かけました。 ホコリタケやニセショウロに近いらしい ツチグリやツチガキの仲間です。 今まで何度も見てはいますが、 今年ほど沢山出会ったことはありません。 辺り一面、ぎっしりと出ているような場所もありました。 しかも、1枚目の写真。 土から出てきたばかりの幼菌は初めて見ました。 この形から連想するのはまさに「栗」。 ツチグリという名前も納得します。 この外皮が剥けて、 中からホコリタケのように胞子を出す内皮が出てきます。 ただ、こちらも種類が色々あって、 見分けるのはなかなか難しいです。 おそらく写真の茸は、 外皮に皺が多く二重になっているのは、 エリマキツチグリ。 外皮が一重なのは、 フクロツチガキ、ケブクロツチガキ、 小さなのはヒナツチガキあたりかなあと思います。 参考までに先日栃木県立博物館で購入してきた 「栃木のきのこ図鑑」のページを一緒に載せておきますね。 幼菌から老菌まで 揃っている写真も何枚か。 意外と長く楽しめる茸のようです。 2024年10月 2日 09:00
塩原温泉、今朝は晴れ。
朝からとても良い天気です。 今日は日中ずっと晴れ予報。 明日はくもり後雨なので、貴重な一日になりそうです。 秋の茸色々。 数日来、地面に出ているちょっと変わった茸を紹介しています。 先日塩原某所で、 前半の写真の茸が沢山まとまって出ているのに気づき、 よく見ないでホコリタケと思って撮影してきました。 ホコリタケは上から見るとほぼ球形で、 真ん中に穴が開いて、 そこから菌を放出します。 穴が開いていれば、 木の枝などでつんつんすると、 ホコリのような煙のような菌が出てくるのが面白く、 山で見つけると必ずつんつんしてしまいます。 この時は穴も開いていなかったので、 つんつんせずに写真だけ撮ってきましたが、 後から、ちょっと待てよ。 これはホコリタケとは違うんじゃない?と思い始め、 その後日にちを開けてから。 もう一度見に行ってみました。 やっぱり思ったとおりで、ホコリタケではありませんでした。 確かに周囲には灰色のホコリのような胞子が 沢山まき散らされてはいたものの、 穴はあかずに、ぺったんこになっていました。 ホコリタケは胞子を放出した後も、 穴があいた頭部はそのまま残ります。 では何だろう?と調べてみると、 ニセショウロの一つの ヒメカタショウロではないかと思われます。 ちょうど同じ場所にホコリタケの幼菌も出ていて、 比べてみました。 まず触ってみると、 ホコリタケは穴が開いていなくてもふにゃっと柔らかいのに、 ヒメカタショウロは、とても固いです。 根っこのような菌糸もちょっと違います。 そして持ち帰って半分に切ってみると違いは歴然。 ヒメカタショウロは中が 小さなものは真っ黒で大きなものは灰色。 それに対して、 ホコリタケの幼菌の中はクリーム色に近い白。 このくらいの状態のホコリタケは食用にされるそうです。 すっかりだまされました。 ヒメカタショウロ(ニセショウロ)は 老菌になってくると、 穴ではなく、頭の部分が裂けるように割れて、 胞子を回りにまき散らします。 そういえば、少し前に、 これもホコリタケかと思って撮影した ちょっと黄色っぽい茸も、 穴ではなく、大きく割れていました。 見かけた時は穴が大きくでもなったのかと思っていましたが、 ホコリタケではなく、こちらもニセショウロだったのでしょう。 茸のこと、色々勉強していくと、 今までの思い違いや新しい気づきが沢山。 時に(というか、いつも?)頭が混乱しますが、 そこがまた、茸の尽きない魅力かもしれません。 ということで、 前半の茸は全てニセショウロ(ヒメカタショウロ)、 後半の穴が開いているのは ホコリタケでいいと思います。 ホコリタケは別名キツネノチャブクロ。 良く似たタヌキノチャブクロというのもあります。 最後の写真はホコリタケに似てますが、 まん中が赤くなるクチベニタケ。 とても小さなかわいい茸で、 滅多に会えないので、会えるととっても嬉しいです。 最初に見かけた時。 すっかりホコリタケかと。 何か違う・・・と 再び見に行ってみました。 老菌。 穴はあかずに そのままつぶれたよう。 まわりには胞子がいっぱい。 近くにあった ホコリタケの幼菌。 並べてさわってみると、 全然違います・・・ 持ち帰って、 切ってみました。 ヒメカタショウロ。 下が幼菌。 上が成長が進んだもの。 真っ黒。 ホコリタケは中が真っ白。 少し前に見つけた 黄色っぽいのも、 ホコリタケでなく、 ニセショウロのようです。 頭部が穴ではなく、 大きく割れてました。 2024年10月 1日 09:13
塩原温泉、今朝は晴れ。
とっても良い天気。 思わず洗濯をもう一回してきましたが、 予報ではこの後曇ってしまうそうです。 そして明日は一日晴れ予報。 洗濯、慌てて今日することなかったようです(笑)。 さて、秋の茸色々。 地面から生えてる茸たちが続きます。 ホウキタケにもちょっと似ている ナギナタタケとソウメンタケの仲間を。 どの茸も最初に出会った時には、 これも茸なの?と思いました。 地面から細いのがにょろにょろと。 白いソウメンタケはいかにも素麺で、 簡単に同定できそうなのですが、 これに良く似たヤリタケというのもあるし、 ムラサキナギナタタケなどは、 薙刀よりも素麺に近いよう。 知れば知るほど、 一体何が薙刀で何が素麺なのか、 頭が混乱してきそうです。 色も色々。 まとまって生えてくるので、 一面、地面のあちこちからということも。 出会うと、楽しい茸たちです。 ベニナギナタタケは よく猛毒茸のカエンタケと間違えられます。 確かにちょっと似ていますが、 一度カエンタケに遭遇すると、 その違いは歴然としています。 ちなみに、ナギナタタケもソウメンタケも 食べられないことはないみたいです。 ただ味がないらしいし、 小さな茸だから食べ甲斐がないのではないでしょうか??? ナギナタタケ。 ナギナタタケと 赤い可愛い茸。 このくらいの色だと ベニナギナタタケだと思います。 これは頭が丸みがあるので、 キソウメンタケかなあ・・・ ソウメンタケ。 キソウメンタケと区別して シロソウメンタケとも。 ムラサキナギナタタケ。 形がソウメンタケのようですが、 ムラサキソウメンタケ という茸はありません・・・ |