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アオヤギソウとシュロソウ
2019年7月17日 09:24
塩原温泉、今朝はくもり。 先程、少し太陽が出て、良い天気になったのですが、 またくもって来てしまいました。 予報では一日くもり。 日照時間が一日3時間未満の日の連続が、 観測史上、最も長くなっているそうです。 3時間未満どころか、ほぼ毎日1時間もないような・・・。 過ごしやすくて良いのですが、 農産物への影響が心配されます。 さて、先日日光霧降高原キスゲ平に、 ニッコウキスゲの群生を見に行った折、 つぼみを付けて、あちこちに立っていた花穂が目につきました。 以前、どこかで見たことある・・・ でも、名前がわからずじまいになっていた花でした。 それも、緑色っぽいのと、赤茶色っぽいのと。 写真を撮って色々調べてみたら、 緑色っぽいのはアオヤギソウ、 赤茶色っぽいのはシュロソウではないだろうかと、行きつきました。 いずれも、かつてはユリ科シュロソウ属、 現在はユリ科から独立してシュロソウ科とされているようです。 つい先日紹介した大沼のバイケイソウも同じ仲間です。 丈から見ると、どちらも「タカネ」がつくかもしれません。 前回ニッコウキスゲを見に行った時には、 1枚目の写真のような状態でした。 図鑑やネットに出ている花の写真とは随分違っています。 果たして、この二種類の花が咲くと、 どんなになるんだろうと、 その日以来、気になって気になって・・・。 昨日は、宇都宮で会議があり、 帰ってくる際に、大きく寄り道、回り道、 霧降高原経由で塩原まで帰ってきました。 先日、この経路が意外と近かったこともあり。 前回同様、キスゲ平は、また濃い霧の中。 前回から10日以上経っているというのに、 探し当てた花穂は、まだほとんどがつぼみのままでした。 それでも、1枚目の写真のようなつぼみから、 花茎が広がってきており、 中には、すでに花が開いたものもありました。 予想どおり、アオヤギソウとシュロソウでした。 ただ、中間の色合いのものもあり、 その境界が今一つ、はっきりしません。 元々、この二つの植物は、 どちらかがどちらかの亜種と言われていて、 どちらが先なのかは、意見が分かれるのだそうです。 それにしても、固いつぼみの状態と、 花を開いた状態では、かなり雰囲気が違い、 同じ植物とは思えないほどです。 以前、どこかで見かけた時にも、 同定ができなかったのも、仕方ないかもですね。 ぱっと見て華やかな花ではありませんが、 バイケイソウ同様に、不思議な魅力がある花です。 咲きそろったら、見事だと思います。 咲きそろうまで、あとどれほどの日数がかかるでしょうか。 また、見に行きたくなりそうです(笑)。 ちなみに、キスゲ平から塩原まで、 大笹牧場〜栗山〜川治ダム〜上三依塩原というルートで ノンストップで帰ったら、1時間10分ほどでした(最後のマップ)。 明日紹介しますが、ニッコウキスゲもまだ咲いています。 花好きな方にオススメします。 |