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世界的なヴォルヴィック社を訪問
2012年11月15日 08:53
塩原温泉、今朝は快晴、青空です。
寒いけれど、清々しい空気。 塩原温泉の紅葉も最終章。 今週末ぐらいまでが見頃かと。 どうぞお急ぎください。 さて、フランスの温泉地、ヴィシー周辺には 世界的に有名なミネラルウオーターの会社がいくつかあります。 その一つが、日本でもおなじみのヴォルヴィック社。 かつて25年前に、自分がフランスに住んでいた時、 水はいつもヴォルヴィックでした。 フランスに色々なミネラルウオーターがある中、 (当時、日本に知られていたのは、ペリエとエビアンくらいかな) 日本の水に一番近いように感じ、 これ以外の水は、ほとんど飲みませんでした。 それほど、自分にとって身近だったヴォルヴィック社の 総本山に行くのですから、 自分の中では、軽い緊張と敬意を抱いての訪問でした。 ヴィシーの街を少し離れると、 美しい森と、収穫の終わった畑がどこまでも続く丘の風景。 その先に、フランスの山岳地方の一部である、 オーベルニュの山並みが見えてきます。 この地域は、フランスでも雨の多い地域なのだそうです。 この日も午前中に降っていた雨がやみ、 またまた虹が見えました。 ヴォルヴィック社の工場と、すぐそばの古城の上にかかる虹は、 まるで絵葉書のように美しく見えました。 ヴォルヴィックは太古の昔は切れ込んだ谷があり、 そこに一万年前の火山の爆発によって、 花崗岩が積もって、天然のフィルターが形成されています。 その花崗岩は「ヴォルヴィック石」と呼ばれている 独特な石だそうで、気孔穴が沢山あいており、 その穴の中に水がためこまれます。 ヴォルヴィック石と層を成している岩盤にも、 縦の亀裂が入っていて、 水の透過に役立っています。 元々ヴォルヴィックは水が不足している地域だったそうです。 水源が掘り当てられる前は、建築用の石の採掘地域。 石切作業や、労働者のために、どうしても水が必要で、 1927年に探し当てられた水が 今でもこの地域の水道水として使われています。 ヴォルヴィックの水源は、それとは別に、 1963年からの2年間の採掘の結果、探し当てた水で、 水源はただ一つ。 ミネラル分や温度など、常にそのコンディションは一定。 毎秒(毎秒です!)89リットルも出ていて、 全く人の手を加えていない自然な水。 少しでもコンディションが変わると ヴォルヴィックのラベルが貼れないという 徹底した品質管理をしています。 説明の後、このオーベルニュ地方全体のビデオと ヴォルヴィック社の工場のビデオを見ました。 オーベルニュの雰囲気は 私が知る限り、日本の阿蘇地域によく似ているなあと思いました。 山があり、渓谷があり、温泉があり、 カヤックや、ラフティング、自転車、クライミングなどの スポーツが盛んなところは、栃木県北部、那須地域とも共通。 ぐっと親近感が湧きました。 ビデオの後は試飲。
ヴォルヴィック社の工場。
工場の近くに、こんな古城も。
ヴォルヴィック山の登山道入口。
自然の中のレクリエーションが充実。
ヴォルヴィックの源泉。
立入禁止で厳重に管理されいます。
源泉の脇に、1927年に発見された
ヴォルヴィック周辺の絵。
これがヴォルヴィックの石。
ヴォルヴィックの地質について
成分表。
ずらり、ヴォルヴィック商品。
色々な国ごとの商品。
日本向けの商品はこちら。
色々な味のヴォルヴィックを
オーベルニュ地方のヴィデオ。
ヴォルヴィックのビデオ。
こんな日本のポスターも。
ヴォルヴィックオリジナルグッズ。
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