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サンネクテールのチーズ工房
2012年11月18日 08:16
塩原温泉、今朝は晴れていますが、雲が。
山の上のほうは、しぐれているような気配。 冬の訪れが少し例年よりも早いような、 そんな空模様です。 さて、フランス視察最初の訪問地での大仕事を終えて、 次に目指すは、もう一つの温泉地エクス・レ・バンでした。 移動の途中でチーズ工房とワイナリーの見学。 結婚前にフランス料理関係の仕事をしていた自分にとって、 とても楽しみにしていた訪問先でした。 着物を解いている時間がないので、そのままバスへ。 これが、なかなかつらかった・・・ 何しろ思いのほか山奥だったのです。 細くてくねくねした道を、フランスの大型バスは飛ばす、飛ばす。 軽い車酔い・・・ 大型バスが通れるの?という細い道だけでなく、 途中、小さな交差点で、 どうも橋げたか大きな農作業場の梁のような 長い長い物体を積んだ、 少なくとも大型バス2台分はありそうな車が前から。 日本では考えられない超絶技巧的なすれ違いに遭遇。 動画で撮影してくればよかったとつくづく。 移動のバスから見える風景は 最初は延々と続くなだらかな農地。 「ボカージュ」と呼ばれる田園風景。 広大な農地の境には、落葉樹が植栽され、 羊や牛がいたりして、独特な風景が広がっています。 通り抜ける小さな町も皆、美しく、 所々、山の上に城砦が見えたりして、 どこを見ても絵葉書のようでした。 (バスの中だったので、写真が上手に撮れず残念・・・) サンネクテールに近づいてくると、 どんどん、牛や羊の数が増えて、 山の紅葉の風景や小さな川など、 ちょっと塩原の山あいを思わせる風景なども広がっていました。 しかしサンネクテールの遠いこと! サンネクテールチーズの名は日本でも知られていますが、 まさか、こんな山奥で作られているとは思いませんでした。 日本人がこのチーズ工房を訪れたのは初めてだそうです。 最初にビデオでチーズの製造方法について教えていただき、 その後、牛舎の見学。 天井高くわらが積まれた牛舎に入った途端に、 メンバーの一人が、「青木や戸田のにおいがする!」と。 確かに懐かしい、地元の酪農農家のにおいです。 工房内には、色々なチーズやハム・サラミ、 ジャムなども販売されていました。 みんな食べたくなるようでしたが、 私はシェーブル(山羊)のフレッシュチーズを購入。 翌日食べてみましたけど、 日本ではなかなか味わえない、 作りたての山羊のチーズは感動的なおいしさでした。 説明をしてくれた女性の、4歳の男の子。 最初は初めて見る日本人に、目をパチクリさせていましたが、 一緒に折り紙などで遊んで、最後はすっかり打ち解けてくれました。 もう再び訪れることもないような地。 思い出だけはしっかりと持ち帰りたいなあと思いました。 どこまでも畑。
途中立ち寄ったテイクアウトの
小さな田舎の町の山の上に
山岳地帯に入ってきました。
段々牛が増えてきて。
サンネクテールの
FERMIERというのは
フランスチーズは
通訳の方を通じて
その朝できたてのチーズ。
色々なチーズやハムも。
生ハムのブロック!
こちらが、地元の
シェーブルのフレッシュチーズ。
こちらは子牛がいっぱい。
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