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那須で初の試み「薪能」
2011年10月 9日 08:23
塩原温泉、今朝も快晴です。
文句なしのお天気日よりです。 塩原も少しずつ木々の葉の色、山の色が変化してきています。 紅葉シーズンまもまくです。 一方那須の山はすでに紅葉が始まっています。 塩原より1〜2週間は早いという印象。 昨夜、今日と那須温泉(ゆぜん)神社例大祭も行われ、 かなり人が出ていて、車の混雑があるようです。 那須方面へお出かけの方は時間に余裕を持ってお出かけ下さい。 その那須で、先日初めて薪能が演じられるというので、 時間をやりくりして見に行ってきました。 場所は那須町文化センター。 塩原からは50分くらいかかる場所です。 少し足を延ばせば、芦野や伊王野、白河です。 松尾芭蕉の「奥の細道」にゆかりのある土地です。 さて、薪能ですが、午後4時からスタートしました。 最初に元栃木県知事の渡辺文雄氏が解説。 渡辺氏は観世流の名誉師範でもあるのですね。 初めて知り、ちょっとびっくりです。 その解説によれば、 能の演目のうち2つが那須に関係あるもの、 すなわち「九尾の狐」と「遊行柳」。 那須で薪能を演じる整合性ぴたりです。 今回はその演目ではなく、 狂言「柿山伏」と能舞「羽衣 序の舞」でした。 寒い中、実に大勢の方が来ていました。 狂言「柿山伏」は以前見たことがありますが、 非常にわかりやすく(狂言はほとんどわかりやすくて面白い!)、 小さなお子さんもアハハと笑える演目。 日が暮れるにつれて、雰囲気がぐっと変わり、 能舞はまさに“幽玄の世界”。 お囃子の体験ができたり、 火入れに地元の高校生が参加したり、 能奉行役を高久那須町長が務めたりと、 地元一体型のイベントは好感が持てました。 大好評だったとのこと、 来年はぜひ上記の那須にゆかりの演目で 那須湯本の殺生石でという声も上がっていました。 殺生石は温泉神社のすぐ後ろ。 温泉神社例大祭と合わせてもいいのではと思います。 来年も見に行きたいですね。 |