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東電賠償請求説明会
2011年10月16日 08:39
塩原温泉、今朝はくもり。
昨日の雨は上がり、今日はお天気回復するとのこと。 雨に現れて、山の紅葉が一段ときれいに見えています。 さて、先日那須塩原市内の宿泊業者を対象に、 東電の賠償請求についての説明会がありました。 ご存知のように、東京電力福島第一原発事故をふまえ、 福島県、栃木県、茨城県、群馬県の 観光業者においては風評被害が認められ、 賠償請求ができることになっています。 すでに福島県では仮払いや請求申請などが行われ、 160ページにもわたる分厚い説明書などに批判が集まっています。 福島第一原発事故の風評(だけ?)被害をこうむった 実際の当事者になり、この半年間、本当に悔しい思いをしてきました。 週刊誌などのメディアに「日光・那須・那須塩原」という地名が ホットスポットとして取り上げられるたびにキャンセル。 栃木県産牛肉の出荷停止のニュースでまたキャンセル。 直接売り上げに結びつくことだけではありません。 自分の時間を割いて、周囲の放射線量を測ったり、 最近では食材の測定もしたり、 この半年間、どれだけ原発事故のことに振り回されてきたか・・・ 事故後7ヶ月がたち、 実際の汚染は当初報道されていたよりも ずっと広範囲であることがわかり、 むしろ塩原温泉は地形と当日の天気のために、 放射線量が比較的低いこともわかりました。 そして、いかに東電や国が色々なことを隠してきたかも。 あまりの被害の甚大さに対応しきれないのはわかります。 でも十把一からげの損害賠償請求方法には、はななだ疑問だし、 東電側の被害者との向き合い方に、しばしば怒りも覚えます。 当日の説明会で東電の方3名、 よくテレビで見るように頭を下げて謝ってはくれました。 でも賠償金の額も含めて、 とにかく被害者に寄りそう姿勢を見せて欲しい・・・ ひたすらそれを願っています。 |