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詩集『百村の雲雀』
2011年1月19日 15:37
 
塩原温泉、今朝は青空が見えています。
ようやく雪も止みました。
道路の雪は除雪されていますので、大丈夫ですが、
朝晩は解けた雪が凍結する場所もありそうです。
運転には引き続き注意が必要です。

さて、先日の那須第九チャリティコンサート
大盛況のうちの終ったようです。
どの演奏者も最後が近づくにつれ、皆顔を紅潮させていました。
鳴り止まない拍手がとても嬉しかったです。

ただその反面、今回、那須水害のこと、
すっかり忘れている自分に気がつきました。
一体あの時、何人の方が犠牲になったのだろうと。

道路や橋が決壊し、
多くの家屋や牛舎の牛などが流されました。
亡くなった方、行方不明の方6名。

ここ塩原温泉の箒川の増水も半端ではなく、
私も自主的に避難してましたし、
一夜で川の景色が変わりました。

100歳の詩人、柴田とよさんの詩集『くじけないで』
売上100万部を突破したそうです。
私もその100万分の1。
飾らない言葉に、励まされました。
まどみちおさんといい、人生の大先輩の詩は素晴らしいですね。

そんな詩集がもう一つあるのです。

『百村の雲雀』

百村って塩原から那須方面へ車で20分ほど、
山すその小さな集落です。
その地に生まれ育ち、2年前に62歳で亡くなった
小貫文敬さんという方の追悼詩集です。

やはり、飾らない言葉、それもこの土地の言葉で、
この土地や、この土地に住んでいる人への
愛や思いが伝わってくる詩ばかり
です。

その詩集の中に、
那須水害で行方不明のままだという知り合いの方への
そして、那須水害についての詩があるのを思い出しました。

すでに10年が経ち、記憶に薄れていた那須水害
風化させてはいけないとあらためて思いました。

『くじけないで』も『百村の雲雀』も館内の本棚に置いてあります。
是非読んでみて下さい。

百村の雲雀