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やっぱりすごい!塩原木の葉化石園
2024年8月23日 09:01
塩原温泉、今朝はくもり。
雨マークもなく晴れマークもなく、 今日は一日くもり予報。 少しずつ暑さがやわらいでいます。 さて、夏休みの自由研究などの参考になる、 県内お出かけスポットを色々紹介してきました。 ほとんど夏休み前のまだ忙しくない時に、 所要のついでなどに回ってきましたが、 何か所かで、化石に触れる機会があり、 色々な化石を見てきたら、 やっぱり、ここにも行かなくてはだなと、 地元塩原の木の葉化石園へ。 すぐ近くにあるから、いつでも行けるのです。 でも、逆に、地元の人がなかなか足を運ばない場所かもしれません。 私は植物、生物、そして鉱物も好きなので、 こちらには何度か足を運んでいます。 今回改めて行ってみたら…やっぱりすごいです。 化石園がある場所自体が、 塩原湖成層の場所で、木の葉化石が産出するという、 世界的にも有名な化石産地。 館内に入る手前の斜面が塩原湖成層。 先頃新しく命名された地質の時代「チバニアン」と同時期、 約30万年前に火山噴火などによってできたと言われる古塩原湖。 七ツ岩辺りまで、三日月形の湖だったそうです。 その古塩原湖にたまった粘土質の土砂の地層の間に、 植物や昆虫などの生き物の化石があります。 入口入ってすぐの場所に、 当地で産出した木の葉化石がずらりと並んでいます。 見覚え、聞き覚えがある植物ばかり。 現在、塩原で見られる植物とほぼ同じことに感動します。 約30万年前(もっと前かもしれません)から、 この塩原の地に、植物たちは、連綿と世代を継いできたわけです。 そして生物たち。 植物に比べると生物たちの化石は数が少ないです。 と言っても、昆虫化石だけでも100種類以上。 中には現在絶滅してしまい、新種として登録されたものも。 木の葉化石などを含んだ土は、 見学した後に、実際に割ってみることができます。 割れば必ず、何かしらの化石が出てきます。 また、全国の学校などに教材として提供もされていますが 昨年、そんな教材として送った中から、 新種のコガネムシが発見されたというニュースもありました。 栃木県立博物館にも、 国立科学博物館にも、 塩原の木の葉化石が展示されているのは、 地元民として、とても誇らしく嬉しく思います。 本当に夏休みのお子様連れの方、 そして地元の方にぜひ足を運んでほしい木の葉化石園です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() |