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ワタムシ?カイガラムシ?テントウムシ?(後)
2021年10月19日 09:01
塩原温泉、今朝はくもり。 今日も寒いです。 明日まで少々ぐずついた天気予報。 明後日からは晴れマークが付いています。 少し気温が上がってくるといいですね。 今日は初めてフリースを着ていますが、 それでもまだ寒く感じます。 さて、昨日の続き、後半です。 今回、この生き物、 クサボタンにつく白いろう物質の主を調べていくと、 どんどん深みにはまっていきました。 大概のもの、植物にしても生き物にしても、 昨今はネットで調べれば、 ある程度の答えが出てきます。 ところが、この生き物については、 本当に情報が少ないのです。 おそらく、その名もクサボタンワタムシが、 最も答えに近いと思われますが、 クサボタンワタムシの画像検索をかけても、 出てくる画像は10枚程度。 なら、実際に自分で調べてみようと、 再び塩那スカイラインに行って、 白いろう物質がついたクサボタンを採取してきました。 そして・・・ 白いろう物質を落としてみたところ、 まあ、すごいこと、すごいこと。 うじゃうじゃ。 白い綿のようなもこもこ一つ一つが、 クサボタンワタムシと思われる、その生き物なのでした。 こんなに沢山中にいるとは! 想像をはるかに越えていました。 一つ一つは、せいぜい、1ミリから3〜4ミリ。 無数のクサボタンワタムシ (と思われる生き物・以下同じ扱いとします)が、 ふわふわの綿に包まれて、 大きなコロニーを作っていることがわかります。 アブラムシと、カゲロウの幼虫を 足して二で割ったような形。 ふわふわの物質はおそらく、 主にお尻から出ているようです。 私がわかったのは、そこまで。 3〜4ミリと、比較的大きな個体が すでに成虫なのか、 さらに、何かに変化していくのか、 何を栄養としているのか、 そういうことは一切わかりません。 ただ、昨日の写真に写っていた、 オオヒメテントウは、 クサボタンワタムシを補食してるはずです。 ネット検索で見かけた オオヒメテントウの幼虫は見つけられませんでした。 資料がとても少ないので、 研究したら論文が書けるかもしれません(笑)。 何か新しい発見があればまた。 詳しい方に色々教えてもらえれば嬉しいです。 採取した茎と生き物達は、元の場所に戻してきました。
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