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塩原産の夕顔を使った料理で夏のおもてなし
2014年8月 3日 08:47



塩原温泉、今朝も快晴です。
毎日暑く、夕立が来そうで来ないので、
湿度が高くなっているようです。
それでも、朝晩はやはり涼しいです。
涼しい地域にいることに感謝です。

さて、今日は料理の話。
栃木県が日本一を誇る農産物といえば・・・
いちごにかんぴょう!
そのかんぴょうの原材料になるのは夕顔の実です。

大きな大きな夕顔の実を、
くるくると削って干したものが、かんぴょう

夕顔の実自体が食材として使われることは、
かつてはあまりありませんでした。

ところが、この夕顔の実、
食材として使っても、なかなかおいしいのです。
そこで、昨年初めて、県とタイアップして、
栃木県南部から夕顔の実を運んでいただき、
夏の約一か月の間、料理でご提供していました。

大きな夕顔の実は、一つ7〜8キロにもなります。
まだ食材として、市場にはほとんど出回っていません。
昨年は県の職員の方が、直接届けて下さいました。
実際にやってみて、ネックになったのは流通でした。

だったら、地元で作ればいい・・・
県南部だけでなく、県北部でも作って消費して、
栃木県の農産物として、もっと普及拡大をはかれないか・・・

その思いが、私と那須農業振興事務所と一致しました。
そして・・・
今年、この地域で夕顔を試験的に栽培してみました

かつてはこの辺りでも自家用に栽培されていたと言われています。
そう、復活を試みたのです。
塩原関谷地区と、中塩原と、3か所にて栽培していただきました
うまく実がつくか、本当に心配していましたが、
どうしてなかなか、大きな夕顔の実が収穫できています。

塩原温泉うんまいもんプロジェクトとして、
お宿の皆様にお声をかけて、
8つの宿と、塩原もの語り館2階のレストランで、
8月いっぱい、夕顔料理を提供することに
なりました。

彩つむぎでも、早速8月の献立で
先付の夕顔豆腐、朝食で煮物、そして、ヨーグルトのジャムとして。

まだ、市場に流通していない食材です。
こんなプロジェクトを展開しているのは、
塩原温泉だけだと思います。
塩原温泉ならでは、8月ならではの料理
ぜひ、味わってみてください!

夕顔の実塩原で、栽培してもらっている夕顔。













夕顔の実花(右側)は午後開いて
一日でしぼんでしまいます。
小さな実が8キロくらいにまで。











夕顔の実両手で抱えるのがやっと。
大きな夕顔の実。












夕顔豆腐夕顔豆腐。
黒蜜で煮た干瓢を添えて。












夕顔の煮物夕顔の煮物。
冬瓜にも似ていますが、
冬瓜よりもしっかりとした味わい。











夕顔のわたのレモン煮