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2つの古墳〜日本の考古学発祥の地
2013年3月10日 09:16
 
塩原温泉、今朝も快晴です。
昨日同様に、今日も暖かくなるようです。
花粉も、飛びますね。
今日もマスクが手離せません。
ただ、今夜からまた気温が低くなるようです。
「一気に」ということですから、
どうぞ、体調など崩さないようにお気をつけてください。

さて、大田原をさらに那珂川町に進んで行くと・・・
途中、運転していた私の目に飛び込んできた、
こんもりとした丘?に「・・・古墳」の看板文字。

思わず車を方向転換して、引き返してしまいました。

ああ、ここがあの「上侍塚古墳」なんだ〜
名前は知っていました。
「上侍塚古墳」「下侍塚古墳」
古墳なのだから、かなり古いよね、くらいの感覚。

そして、毎年冬前に、自生している赤松の保護のために、
幹に“こも”を巻いたり外したりの光景を
NHKニュースなどで見ていましたので、
前から一度じっくりと見てみたいと思っていました。
(ちょうど先日、この“こも”を外すのを、
やはりNHKニュースでやっていましたので、
見た方もいらっしゃるのでは?)


まず上侍塚古墳へ。
こんもりとした丘のようなところに古木がいっぱい。
表示に「「前方後方墳」とあります。
そんな言葉、日本史で習ったなあと思いながら、
ぐるりと一周してみることにしました。
これがけっこう大きくて、全長114メートルだそうです。

上にも登ってみました。
これもまたけっこう高くて傾斜もあり、登ったのはいいけど、
降りるときに、かなり慎重にならざるを得ませんでした。

栃木県では足利市の藤本観音山古墳(全長116.5メートル)に次ぐ、
大きな古墳なのだそうです。

そして、少し離れた場所に「下侍塚古墳」
手前から見ると、まるで築山のようにしか見えないのですが、
こちらも前方後方墳で、84メートルあるそうです。
こちらの赤松が、よくNHKニュースに出ていたと記憶しています。

大きさとか、ちょっと専門的なデータを紹介しました。
実は、下侍塚古墳のすぐそばにあった
なす風土記の丘資料館を見学し、
「なす風土記ものがたり〜なすの古墳をめぐって〜」という
本を購入してきたのです。

これを読むと、この二つの古墳以外にも、
この地域に沢山の古墳があることがわかります。
上侍塚古墳のすぐ隣の民家の庭?に
土さらいをした土砂をそのまま積んだような
小高い土の山があり、これも古墳かな、でもまさかね。
なんて思っていたら、それも、本当に古墳でした!

この二つの古墳は、実は元禄5年(1692)
徳川光国の命による発掘調査が行われた、
“日本考古学発祥の地”なのだそうです。

また改めて、じっくりと見学したくなりました。
「なす風土記ものがたり〜なすの古墳をめぐって〜」は
館内のライブラリーコーナーに置いておきますので、
どうぞ、読んでみてくださいね。

上侍塚古墳上侍塚古墳。

 

 

 

 

 




上侍塚古墳

上から見たところ。
けっこう高いのです・・・

 

 

 

 

 


上侍塚古墳

反対側から見たところ。
「前方」と「後方」
二つの「方」になっているのが
よくわかります。

 

 

 

 

 

上侍塚古墳

上侍塚古墳の看板。
ちょっと拭いてあげたいですね。

 

 

 

 

 


下侍塚古墳

下侍塚古墳。
公園の築山のようです。

 

 

 

 

 


下侍塚古墳

下侍塚古墳の看板。

 

 

 

 

 

 

なす風土記の丘博物館

なす風土記の丘資料館。

 

 

 

 

 

 

古墳がいっぱい

案内板を見ると
あちこちに古墳があるのが
わかります。

 

 

 

 

 

はにわもいっぱい

敷地内には埴輪もいっぱい。

 

 

 

 

 



なす風土記ものがたり