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本日より入湯税が変わります
2020年12月 1日 09:03



塩原温泉、今朝は晴れ。
今日は朝のうち晴れ、その後はくもりの予報です。

昨夜はきれいな満月でした。
そして
「半影月食」という珍しい現象が。
月が欠けるのではなく、
一部がうっすらと暗く見えるというものでした。
写真に撮ってみましたけれど、
左上のほうだけ暗くなっているのがわかるでしょうか。

さて、
今日はとても大切な話です。
本日12/1より、那須塩原市では入湯税が変わります

この件の経緯に関しては、色々物議をかもし、
メディアでご覧になった方も多いと思います。
その経緯を含めての文章になります。

コロナが騒がれ始め、休業等で観光客が激減し、
GoToトラベルの言葉がちらほら出始めた頃、
那須塩原市で行ったアンケートによれば、
市外からの観光客によって、
コロナウイルスがもたらされるのを
心配している市民が多かったとのこと。

那須塩原市の基幹産業の一つである観光業を守らなければならない。
かと言って、市外からのコロナ感染拡大も防がなければならない。

若き気鋭の市長が出した答えが、
「レスポンシブルツーリズム」でした。
観光客の方も「責任」を持って、当地を観光してもらい、
観光客が来ることで、市民にも恩恵があるように、と、
入湯税を引き上げて、その財源をもって、
観光業関係者や、市民のPCR検査を充実させたい

そのような意図から提案されました。

当初、市長の提案は、
入湯税は現状150円から一律200円引き上げて350円に、
観光業の接客担当者に月一度PCR検査を実施(自己負担10000円)し、
陽性者が出た場合は公表、というものでした。

市内のホテル・旅館関係者からは、反対の声がほとんどでした。
理由は多岐にわたります。
観光客の方の理解が得られない、
万が一陽性者が出た場合の風評被害が心配、
事務手続きが煩雑になる(ただでさえGoToで大変なのに)、
システム変更が不可能である、
OTAや旅行業者への対応が難しい、などなど


そういう声に、市長は一度提案を取り下げてくれたのですが、
それに対して、議会はあくまでも審議をすることに。

その結果・・・
一律ではなく、宿泊料金に応じて
150円から200円、250円、350円の三段階に

接客担当者へのPCR検査はそのままで、自己負担3000円。
システム変更、保険加入補助として10万、
陽性者が出た場合は、早期発見協力金として事業所に20万、
本人には見舞金として5万支給、市から払うということになりました。

施行は令和2年12月1日より、令和4年3月31日まで
暫定的な特例措置となります。
その後は、入湯税という名目ではなく、別の名目税になる予定。

その後、10月31日までに予約した場合、
旅行業者の3月までの旅行商品については、
150円のままという措置も加わって、
結局4段階となってしまいました。

さて、実際のところ、どうでしょうか。
今まで、宿泊基本料金を入力すれば、
自動的に消費税と入湯税が一律計算されましたが、
それができなくなりました。
一人一人手入力にて、入湯税引き上げ分を明記する方向に。

連日、GoToトラベルの地域共通クーポン発行で
煩雑になっているフロント業務が、
さらに負担が大きくなってしまいます。

一度決まってしまったこと、
しかも税金のことですから、従うよりほかありません。
しかしながら、現場のことを考慮してほしかったと、
今でも思わずにはいられません。

ちょっと愚痴になってしまいました。
そういうことで、入湯税は宿泊料金によって異なります
ご迷惑をおかけしますが、
以下に貼り付けた、市からの説明をお読みになり、
ご理解、ご了承をお願いします


DSCN2273












DSCN2269













入湯税表
























入湯税裏