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日光白根山で出会った山野草たち
2021年6月17日 08:51
塩原温泉、今朝はくもり。 予報でも一日くもり。 昨日までついていた雨マークが消えて、 明日は晴れる時間もありそうです。 さて、がんばって登った 栃木県最高峰日光白根山。 山野草の宝庫でもあります。 最も有名なのはシラネアオイでしょう。 この山に自生していることから この名前が付けられたそうですが、 元々の自生地の花はシカの食害で、 全滅に近い被害を受けて保全活動が行われているものの、 数は随分少なくなっているようです。 今回、ちょうど花の時期に重なりました。 しかしながら、自生地まで行く時間がなく、 自生地のシラネアオイを見ることはできませんでした。 ロープウエイ山頂駅にロックガーデンがあり、 そちらに植えられているものが咲いていて、 自生地を想像しながら鑑賞。 帰り道、山際にも一株咲いているのを見つけて、 さらに嬉しくなりました。 ロックガーデンには、 チングルマ、エゾノツガザクラも咲いていました。 他の山野草ですが、 登山道の所々にずっと見られたのは、 ミヤマカタバミとヒメイチゲ。 小さな小さな花。 とても可愛らしい花です。 途中何箇所かに、名残りのミネザクラ。 山頂下の森林限界の草地に、キジムシロ。 コメバツガザクラも少しだけ咲いていました。 花はまだ咲いていないけれど、 驚いたのは、カニバコウモリとイワカガミ。 カニバコウモリは、 まるでワサビやフキの畑のように、 登山道脇や、斜面をぎっしりと埋め尽くしていて、 地味な花ではありますが、 咲き揃ったら、すごいだろうなあと、これも想像して。 イワカガミも何箇所かぎっしりと葉が。 一つくらい花が咲いていないかと、 よく見て歩きましたが、つぼみくらいしか見当たらず。 ちょうど、那須連山では、開花が始まっているので、 那須連山よりも標高高いことを実感しました。 ところが、 下山してきた最後、 登山口近くの不動岩の近く、 大きな岩の上に開花株を数株発見。 見逃さないで良かった〜。 また、登る時には、 全てカニバコウモリだと思っていた群落の中に、 よく見たら、エンレイソウ、 それもシロバナエンレイソウまで見つけて、 これも見逃さないで良かった〜。 登り、けっこうきつかったので、 花をくまなく見る余裕がなかったのかも。 もしかしたら、他にも見落としあったかな。 そうそう、森林限界域に、 沢山のハクサンシャクナゲや、 バイケイソウもしくはコバイケイソウが。 (調べたらコバイケソウのようです) 花の時期に来たら、見事なことでしょう。 本当は7月頃のほうが花の種類が多いそうです。 最後の2枚は山頂付近で見かけた鳥。 調べたら、イワヒバリでした。 沢山の山野草に出会える山はいいな。 登りは大変だけど、やっぱり登山は楽しいです。 |