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初めての安達太良山登山:山頂〜くろがね小屋
2019年10月27日 08:42
塩原温泉、今朝はくもり。 昨夜、きれいな星空だったので、 快晴の朝になるのかと思っていました。 予報でも晴れなのですが、今はくもり。 この後、晴れてくるのではないでしょうか。 明日は一日晴れ予報です。 さて、9月末に行ってきた、 福島県安達太良山登山の後半です。 山頂でお昼を食べて、くろがね小屋を目指して下っていきます。 少し下ってふり返ってみると、 登る時には「乳首」に見えた山頂、 角度によって、全然違う顔になります。 しばらく行くと、山の植生ががらっと変わっていきます。 ハイマツが茂る山肌。 遠くには美しい紅葉や秋元湖も。 そして、突然、山の色が違ってきます。 沼の平と呼ばれる、安達太良山の火口。 月のクレーターにも例えられているようですが、 まるで、どこかの大きな採石場にも見える、異様な様相。 硫黄臭もあります。 1997年には、この場所で、 4人の方が硫化水素中毒で亡くなっています。 色々な不運な状況が重なったようですが、 やはり、自然は人にとっては、畏れ多い存在であることを 登山する者は忘れてはいけないなあと思いました。 それをさらに思わせたのが、 この後、山頂に救助ヘリが現れたのです。 山頂で、どなたか、腕を骨折した人がいるらしいと 話をしていた方がいましたが、その方の救助でしょうか。 よくニュース映像などで見るように、 ホバリングして静止したヘリコプターから、 ロープが下がって人が下りたりという 緊迫した状況の一部始終が見えました。 その後は、また素晴らしい紅葉の山肌を下りるルート。 場所によっては、すでに紅葉ピークかなと思えたり。 そして、山の中にくろがね小屋が見えてきます。 こちらは山小屋ですが、立ち寄り入浴ができます。 すぐ後ろに源泉がありますが、源泉の場所は立ち入り禁止。 やはり硫化水素ガスが出ているようです。 驚いたことに、岳温泉の源泉でもあるそうで、 岳温泉はここから温泉を引いていると知りました。 白濁の硫黄泉で、いいお湯でした。 登山の疲れが一気に癒されます。 くろがね小屋から先は、ひたすら林道を歩いていきます。 ロープウエイ駅まであと1時間半もあるのですが、 ここからは景色が見えるポイントもないので、割愛します。 途中、やはり、リンドウ、アキノキリンソウ、ヤマハハコなどが ずっと咲いていたことだけ、書き記しておきます。 何箇所かに分岐点もあって、 色々な歩き方ができる山でもあるようです。 機会があったら、また登ってみたいですね。 |