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女将の会で室生犀星展の見学
2012年12月13日 10:43
 
塩原温泉、今朝はくもり?
昨夜近くに泊っており、予約投稿になります。

現在塩原もの語り館では、
同館会館10周年と、
室生犀星没後50周年を記念して、
特別展『室生犀星ふたたびの塩原』を開催中です。

室生犀星は
「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しく歌ふもの」という
詩の一節がよく知られていますが、
大正10年、心の癒しを求めて、塩原温泉を二度訪れて、
「こころゆくまで温泉につかりこころしづめん」
『塩原道』なる詩を残しているのです。

私自身、恥ずかしながら、犀星の書物を読んだことはなく、
国語の教科書のみで、名を知る作家であるのですが、
このほど、地元の塩原文学愛好会の方の協力で、
塩原温泉女将の会の会員を対象に、
室生犀星と塩原温泉の関わりなどを
教えていただく機会に恵まれました。

どこの旅館に泊まり、
どのような印象を持ち、などの経緯は
『秋山煙霞行』という作品に、つぶさに書かれており、
当時の塩原温泉の様子を知る上での貴重な作品になっています。

作品の背景に関わる様々な展示の他、
犀星のご遺族のご厚意で、遺品なども
(写真の遺品は現在、他のものに替わっています)
なかなか見ごたえのある特別展です。
土曜日などは、文学会の方のガイドなどもあり、
また、来る15日(土)には、
犀星の主な詩の朗読会も予定されています。

実は、この朗読会には私も協力いたします。
初めて犀星の詩に触れましたが、
とっても視点が面白くて、味わい深い作品ばかり。
私は、子供向けに書かれた『動物詩集』から4篇ほど。
これがまた、楽しくて。
旅館用にも一冊求めることにしました。

朗読会、どんなことになるやらですが、
10時からと、14時からの2回行われます。
どうぞ、よろしければ足をお運びください。

室生犀星展入口

室生犀星の特別展。

 

 

 

 

 


塩原道石碑のレプリカ

塩原道。

 

 

 

 

 


塩原もの語り館にて

 

 

 

 

 

 


塩原での足跡

 

 

 

 

 

 


遺品の展示

 

 

 

 

 

 


作品も色々