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塩原温泉で避難者の入浴支援
2011年3月22日 08:45
塩原温泉、今朝は雨。
みぞれ混じりの雨で寒くなっています。 今日は計画停電が9時20分からと、 16時50分からの2回ある日。 こういう寒い日にあたると、ちょっときついです。 被災地をめぐる状況は、少しは良くなったでしょうか。 被災地から少し離れた塩原温泉でも 震災後、めまぐるしく状況が変わり、 毎日どうやって対応したらいいのだろうと とまどうことばかりです。 昨日も突然避難者の入浴受け入れを行いました。 現在、那須塩原市で避難の受け入れを行っているのは一箇所 西那須野の健康長寿センターです。 こちらでは自主的に栃木県まで避難してきた方を受け入れています。 暖房や食料、物資などはとりあえず足りているようですが、 入浴ができないということで、 塩原温泉で入浴できないだろうかとの要請が来ました。 塩原温泉旅館組合青年部がすぐに対応し、 あっという間に、4台のマイクロバスを手配し、 81名の方に無料で入浴支援をしました。 門前、古町地区の4つの旅館に分かれ、 1時間ほどでしたが、ゆっくりお風呂に入っていただきました。 私も送迎のバスに乗ってお手伝いしました。 少しでもリラックスしていただきたいと、 途中の観光案内をしたり、 食料品を買えるスーパーを教えたり、 避難者の方と色々お話をしたり。 1週間お風呂に入っていない方、 家を失ってしまった方、 事情は様々でしたが、 皆さん行きのバスの中では固かった表情が 帰りはとてもにこやかだったのが印象的でした。 明日からの予定はまだ決まっていませんが、 次回は帰りにスーパーに寄ってあげたらどうだろうか、とか、 湯上がりには塩原のおいしい水を用意しておこう、とか、 次回に向けての色々な意見が出ました。 何か支援をしていきたいのに、 小回りが利く、個人の活動と違い、 団体、しかも、役所を通しての活動なので、 なかなか迅速に対応できないことに、 皆、ジレンマを感じてもいます。 今できることを、できる人が、できる範囲でやる。 困った時はお互い様です。
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