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大谷アンダーグラウンド地底湖ツアー前編
2021年12月16日 08:34
塩原温泉、今朝は晴れています。 ですが、天気の良いのは朝の内だけのようで、 午後から明日にかけてお天気下り坂。 週末はちょっと雪マークが付いています。 さて、今日は先日、宇都宮市大谷に行ってきた時のことを。 塩原温泉は自然が豊かで、 季節折々、山だったり川だったりをフィールドとした アウトドアアクティビティが多彩です。 そんな塩原のアウトドアに携わる個人団体の 横の連携を深めるために、 この程塩原アウトドアアクティビティ協議会が発足しました。 先日、協議会による大谷へのガイド研修に、 私も途中から参加させてもらい、 以前より一度体験したかった、 大谷アンダーグラウンド地底湖ツアーへ。 宇都宮市大谷地区。 ご存知のとおり「大谷石」採掘場所として有名です。 大谷石は帝国ホテルで使われており、 帝国ホテル開業の日に起きた関東大震災で、 地震にも火災にも耐えて残ったということで、 一基に有名になり、ブームがやってきました。 一時は大谷のそれほど広くない地域に、 120もの採掘業者がいたそうですが、 約30年ほど前の陥没事故を契機に、 廃業する業者が多く、地域は衰退。 一時は半分程の住民が、大谷を去ったそうです。 現在、業者は数軒にまで減っているとか。 あちこちに、放置された採掘場所や、 切り出した石を運んだトロッコ跡などがあります。 採掘場所をそのまま展示場所にした 大谷資料館は以前よりありましたが、 それら「負」の遺産を活用できないかと 7年ほど前にスタートしたのが、 大谷チイキカチ計画。 大谷アンダーグラウンドの名前で、 採掘跡のツアーや地底湖クルーズなどが始まりました。 実家で大谷石を使っていたことや、 宇都宮の松が峰教会に驚いたこともあり、 以前より大谷石に興味があった私は、 彩つむぎを作る前にたずねたり、 チイキカチ計画さんのツアーが始まる前の、 モニター体験などに参加したり、 何度も大谷に足を運んでいました。 ところが、このツアーには参加したことがなく、 ようやく念願かなってのツアーにワクワク。 すぐにでも地底湖クルーズのボートに乗りたいところでしたが、 まずは座学で、大谷の歴史などを知るところからスタート。 そして、まずは現役の採掘業者で、 採掘場所や切り出された石を見学してから、 使われなくなった跡地を地上から見ていきます。 現場事務所やトロッコ跡などの廃墟には、 当時の陶器のトイレや五右衛門風呂までありました。 藤づるに覆われていたりで、 5月に来たらきれいかなと思ったりしましたが、 木々や葉が茂ってくると、 歩きにくかったり、見にくかったりで、 実は今の季節がちょうど良いのかもしれません。 明日は地底の様子を。 |