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今だけしか味わえない夕顔の料理
2015年8月 2日 08:56



塩原温泉、今朝も朝から快晴です。
暑くなりそうです。

さて、すでに早8月。
今日は8月の献立から

8月は、夏だけしか、
そして塩原温泉でしか、
食べることができない夕顔の料理が登場
です。

夕顔はご存知かもしれませんが、
干瓢の材料となるウリ科の植物で、
干瓢は、この夕顔の皮をくるくると剥いて干したものです。

干瓢の生産量は栃木県が日本一
95%というシェアを誇ります。

生産地は栃木県の南部
下野市、壬生町、小山市などですが、
一昨年より、この夕顔の実を食材として使う取組みを、
塩原温泉うんまいもんプロジェクトで展開しています。

一昨年は夕顔の実を県南から運んでもらいましたが、
昨年より、アグリパル塩原の協力で、
地元での夕顔栽培に取り組んでいます


今年は作付け面積が広がり、7月下旬より収穫。
取組に参画しているお宿だけでなく、
直売所にも、大きな夕顔の実が並び
お客様の目を引いています。

煮物、デザートなど、色々提供してきましたが、
今年は冷製グラタンとして召し上がっていただいています。

夕顔の実を生乳生産量本州一である
地元の牛乳で柔らかく、でも食感が残るように煮て、
牛乳、西京味噌、酒粕仕立てのソースに、
今牧場さんのチーズを乗せて、
さっと表面を焼いて。

最初、冷たいのと熱いのと、両方作って試食したところ、
冷やしたほうが、夕顔の実の食感と味がよくわかるということで、
冷製のグラタンに決定しました。

県内、夕顔の実が売られている場所も増えて、
県南などでは料理として出すレストランや
加工品なども出てきていますが、
地域として、まとまって料理を提供する取組は
塩原温泉以外にはないはずです。

野菜の旬が薄れてきている現代、
この時期だけしか食べられない・・・
この地域だけしか食べられない・・・

そんな食材は、貴重だと思います。

おそらくほとんどの方が未体験の食材でしょう。
どうぞ、塩原温泉に、夕顔料理を食べにいらして下さい!


直売所に並ぶ夕顔













夕顔料理