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塩原の作品も沢山出ていた川瀬巴水展
2015年1月13日 09:07



塩原温泉、今朝は晴れ。
雪もなく、風もなく、穏やかな冬晴れの日です。

さて昨日、朝の仕事を終えた後に、急いで東京へ。
日本橋高島屋で開催されていた
『川瀬巴水展』を見に行ってきました。

1月2日から1月12日までの11日間だけの開催。
お正月はとても忙しくて行けませんので、
ぎりぎり最終日、何とか滑り込みセーフでした。

川瀬巴水
大正から昭和にかけて活躍した版画家
「昭和の広重」とも言われ、
日本各地の風景を版画作品に。
その抒情的な作風と色使いに、
国内だけでなく、海外でも人気が高いと聞いています。

実は塩原に大変ゆかりの深い人で、
塩原の風景、それも彩つむぎのすぐそばの
塩原しおがま、塩原おかね道、塩原畑下の
「塩原三部作」がデビュー作
その後も何枚も塩原の風景作品を残しています。

巴水の風景作品の集大成ともいえる、
今回の展覧会の中に、
塩原の作品が含まれているのか、
含まれているとしたら、どの作品が、どのように?
どうしても、それを確認したくて、見逃したくなかったのです。

最終日ということもあってか、すごい人でした。
昨日のほうがもっと混んでいたということですが、
人の多さと熱気にクラクラしそうで。

そして、会場に入った、一番最初に・・・
ありました!『塩原三部作』。

しかも、レプリカとかではない、本物の作品です。
これだけで感動もの。

その後も、塩原の作品、5点ほど確認しました。
思わず、大勢の人の中で、
「皆さん、この作品、私が住んでいる場所なんですよ〜」と
大きな声で紹介したい衝動にかられました・・・(笑)

塩原の作品だけでなく、
日本中のあちこちの風景作品が一堂に
どの作品にも、
静かに胸を打たれます。

そして、どの風景も、
今では失われつつある、懐かしい日本の風景
失われつつある、というよりも、むしろ、すでに失われた・・・
近代化、経済成長と共に、大切なものを、沢山失ってきたのですね。
そんな所が、これだけ多くの人に愛される所以なのだと思います。

たった11日間で終わりというのは、本当にもったいないような。
図録は売り切れていたので、注文だけして、
好きな作品のファイルや塩原雄飛の滝の絵葉書などを買ってきました。

またどこかで出会えますように!

川瀬巴水展













川瀬巴水展













川瀬巴水展











川瀬巴水展























川瀬巴水展























川瀬巴水展