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これが、かの「蘇」ですか!
2013年2月21日 09:12
 
塩原温泉、今朝はくもり。
夜中から朝にかけて少し雪が降ったらしく、
地面がうっすらと雪化粧しています。
日中も雪が散らつきそうな、そんな空。

さて、少し前になりますが、
板長が「試作しました」と持ってきてくれた、
なにやら、白いかたまり。

こ、こ、これは・・・もしかして「蘇」?

その通りでした。

「蘇」とは飛鳥時代から貴族など、
身分の高い人達が口にしていたという、乳製品です。
いわば日本の古代のチーズ、のようなもの。

話には聞いていましたが・・・
どうやって作ったのかと思ったら、
これが、牛乳をただひたすらに煮詰めていったのだと。

おそらく、半日以上、とにかく焦がさないように、
ゆっくりとゆっくりと、煮詰めていくと
ミルクジャムのようになり、そして、ここまでになるのだそうです。

おそるおそる口に入れてみたら・・・甘い!
砂糖でも入っているのかと思ったら、全く入れていません。
スキムミルクのような、そんな甘み。
ああ、これがいわゆる「乳糖」の甘みなんですね。

乳製品のもつ自然な甘みと旨みが凝縮したような味

まさに、美味なるかな。

さらに発酵させたものが「醍醐味」の語源となった「醍醐」です。

これは貴重な味ですね。
手間がかかりすぎるために、いつも出せる料理ではなさそうです。
出会えたらラッキーということで!

蘇