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那須塩原市旅館関係者へのPCR検査と入湯税引き上げ
2020年9月29日 09:05
塩原温泉、今朝はくもり。 予報では晴れ時々くもり。 しばらくお天気に恵まれそうです。 さて、昨日から今日にかけて、 テレビで「那須塩原市」や「塩原温泉」が、 かなりクローズアップされています。 「昨日の那須塩原市議会において、 那須塩原市で、旅館関係者600人を対象に、 月1回のPCR検査を実施。 検査費用は市と検査を受ける側で半分ずつ負担。 市は、その財源として、 入湯税を以下の通り、3段階に分けて引き上げ。 宿泊料〜10000円は現行150円⇒200円(50円引き上げ) 〜20000円は現行150円⇒250円(100円引き上げ) 20001円〜現行150円⇒350円(200円引き上げ) という内容の条例が賛成多数で可決された」 というニュースが、 各テレビ局のトップニュースとして放映されました。 おそらく、今日のワイドショーなどでも、 沢山取り上げられるのではないでしょうか。 PCR検査については、 8月下旬からトライアルで行われており、 私も一度検査を受け、明日には2回目の検査に行きます。 GoToトラベルキャンペーンが始まる前に、 市民に行ったアンケートの中で、 各地から観光客が来ることに対して、 ウイルスを持ち込まれることを危惧している市民の声があったことを受け、 観光の最前線にいる旅館関係者がPCR検査を受けて、 陰性であることが確認されれば、 市民の不安が払しょくされ、 また観光客も安心して、当地を訪れることができる、 いわば、「レスポンシブルツーリズム(責任ある観光)」を 新しい観光モデルとして、展開していきたい、 というのが、市と市長の説明でした。 これは私も理解ができます。 不特定多数の方が訪れる旅館は、 無自覚無症状のお客様に、 気が付かない内にウイルスを持ち込まれるリスクを常に抱えています。 感染症対策を色々行っているとはいえ、 万が一、そんなお客様から感染したら、 自分が感染を広げてしまう可能性があります。 そんなリスクを避けるために、検査は有効でしょう。 ただ、100%の安全を担保するものではありません。 PCR検査では、検査したその時点で陰性であることが証明されるだけです。 検査以降に感染したら、全く無意味です。 でも、やらないよりはやった方がいいのは間違いありません。 検査を受けたくても受けられない人が沢山いる現状で、 優先的に検査を受けることができるのは、ありがたいと思います。 しかしながら、折半する検査費用を、 旅館側は自己負担、市側は入湯税を引き上げて財源にするというのは、 不公平感もあり、納得するお客様ばかりでないでしょう。 しかも三段階に分けることで、複雑になります。 例えば彩つむぎの場合、 部屋や人数、プランによって、入湯税が変わります。 同じご家族やグループ内でも、 250円の方と350円の方が出てくる可能性があります。 会計システムの変更が必要になりますし、 きちんと変更の対応ができないかもしれません。 そんな理由で、入湯税引き上げには反対し、 説明会でも意見を言い、 市長や議員さんに直接訴えもしてきたので、 三段階での引き上げになってしまったことは、とても残念です。 適用は12月からになる予定です。 聞いたところによれば、3月までの暫定的な適用で、 来年4月からは、また改変がありそうです。 PCR検査をすることで、安心して行きます、なのか、 入湯税を引き上げられるから行きません、なのか、 やってみなくてはわかりませんが、 とにもかくにも、お客様が判断なさること。 昨日、ネットで拾ってみると、賛否真っ二つでした。 私は、月一度の検査を受けていきます。 そして、感染症対策は万全にお客様をお迎えしていきます。 粛々と・・・それだけです。 ちなみに、ネットでのNHKのニュースまとめには、 彩つむぎの露天風呂の写真が出ていました。 あっと思った方もいるかもですね。 |