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子供向けイラストブック『放射線になんか、まけないぞ!』
2012年1月 8日 08:58
塩原温泉、今朝はうすぐもり。 夜に少し雪がちらつきましたが、 少し青空も見えるまずまずの天気です。 先ほど、当館の対岸をニホンカモシカが走っていました。 じっとしていると雪景色に同化して なかなか見つけられないのですが、 いきなり走っていたので、びっくりしました。 冬はニホンカモシカとの遭遇チャンスも多くなります。 当館より200メートルぐらい離れた社員寮でも しばしば目撃されています。 さて、今日は昨年末に発売された本を一冊紹介します。 『放射線になんか、まけないぞ!』 柚木ミサトさんというイラストレーターの方、 坂内智之さんという福島県の小学校教諭の方、 そして、NHKの原発事故などの番組でおなじみの木村真三先生による お子さん向けの放射線対策のイラストブックです。 小学生ぐらいのお子さんを対象に、 お子さんでもわかる平易な言葉と かわいらしいイラストで 原発事故のこと、 放射能と放射性物質のこと、 外部被曝と内部被曝のこと、 気をつけなくてはいけないこと、 食品のこと、除染のこと・・・・・ 大人向けの本は原発事故以降何冊も発行されていますが、 お子さん向けの本はこれが初めてではないかと思います。 柚木ミサトさんは原発事故後いち早く、 放射性物質を赤いツブツブで表した 「赤いツブツブ」シリーズのイラストを発表。 どんな風に放射性物質が子供に降り注いでいるのか、 放射性物質を「見える化」した絵を描いている方です。 私は柚木さんのこの「赤いツブツブ」の絵を見て感激し、 すぐに柚木さんに問い合わせをして、 彼女のイラストを使わせていただいたり、 そのバッヂを購入したりさせていただきました。 そして、新たにお子さん向けの本ということでしたので、 さっそく、お願いして、当館の売店でも販売させていただくことに。 大人が口で言って教えるのもいいのですが、 子供が自分で読んで、知識を持つことはとても大切なこと。 届いた本を見たスタッフが、これはいいとお孫さんに。 そして、 「この本は本当にわかりやすくまとまっているから、 私達大人や、特にお年寄りの方にもいいですね」というコメント。 確かにその通りなのです。 当館にお越しになったら、是非お手にとって見てください。 最近、内部被曝調査などが進むにつれ、 気をつかっていた人とつかっていなかった人では、 明らかに内部被曝の量が違うことが明らかになっています。 日本の将来を担うお子さんたちを守るため、 一人一人が賢く、放射能と向き合っていきたいですね。
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