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キンラン・ギンラン・ササバギンラン
2023年6月19日 09:10
塩原温泉、今朝は晴れ。
今日も快晴です。 当初晴れの予報は週末だけでしたが、 ここに来て晴れる日が延びてきました。 明日までいい天気になりそうです。 週末あわてて洗濯しなくても良かったのか・・・ さて、今日は庭の花でもあり、 山で出会えた花でもある野生ラン、 キンラン、ギンラン、ササバギンランについて。 最初に咲くのはギンランです。 1枚目の写真は庭のギンラン。 塩原の山でも見かける花で、 去年見つけた場所に今年も出かけてみました。 すると、残念ながら、去年見つけた1株は見当たらなく、 がっかりしたところに、その近くで数株発見。 写真を後から見てみたら、同じ場所なのに、 ギンランとササバギンランと 両方あったことに気づきました。 ギンランとササバギンランはとてもよく似ています。 私も今まで二つの見分けに自信がありませんんでした。 でもこうやって比較してみるとよくわかります。 2〜4枚目の写真はギンランです。 葉がどちらかと言えば細くなく、幅があり、 花の付け根が茎からまっすぐ。 そして5〜6枚目がササバギンラン。 「笹葉」というように、葉がより細く、長く。 良く見ると、花の付け根に小さな突起のようなものがあります。 ギンランから少し遅れてキンランが咲いてきます。 実は写真のキンランは、 ギンランを探しに行った時に、 目当ての場所のギンランがなくがっかりした帰り道、 別の場所で見つけました。 銀を探しにいって金を見つけた、というわけです(笑)。 まあ、嬉しかったこと! キンランもギンランのいずれも、 周囲にまだ花をつけないような 小さな株もいくつか見受けられたので、 まあまあ、塩原で絶滅することはないのかなとは思いますが、 実際にササバギンラン、去年見つけた場所になかったし、 劇的に増えることは考えられませんから、貴重です。 ちなみにキンランも彩つむぎの庭にあります。 いただいたものを何か所かに分けて植えましたが、 現在は一ヶ所のみになってしまいました。 野生ランは「蘭菌」という共生している菌が 土壌にあるような場所でないと生きられません。 盗掘しても育たないことが多いのです。 大事にしたいと思います。 |