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五十里ダム見学
2019年9月15日 20:11
塩原温泉、今朝は晴れ。
雲一つない気持ちいい青空が広がっています。
一昨日、昨日と夜も良く晴れて、
中秋の名月と満月の月がきれいに見えていました。
(最後の写真は一昨日の中秋の名月です)
今日は夜から明日日中にかけてくもり予報になっています。
今日は月、見えるかな・・・。


さて、川治ダムを見学した後、
すぐ近くの五十里ダムも見学です。

五十里は「いかり」と読みます。
なぜ「いかり」と読むのか、長年疑問に思っていたので、
今回このブログを書くに当たって、
ネットで調べてみたのですが、
元々、五十日のことを「いか」と言っていたそうです。

平安時代から続く、
生後50日めのお祝いのことを「いかの祝い」と呼んでいたり、
奈良時代には「五十日太」と書いて、
「いかだ」(筏)のことを指している表記があるそうです。
「か」は二日(ふつか)、三日(みっか)と同じ使われ方です。

そんな流れからか、
「五十旗(いかはた)」
「五十畑(いかはた)」
「五十嵐(いがらし)」
「五十里(いかり)」
という苗字、地名などが残っています。
(つい先日「五十嵐」と書いて「いからし」と読むお名前の方が・・・)

さて、五十里ダムですが、
天和3(1683)年に、
日光を震源とする大きな地震
があり、
この時に山崩れによって、できた湖を、
江戸から五十里の距離にあったことから「五十里湖」と名付けたそうです。
この時の地震では、塩原でも今につながる被害がありました。

ダムが完成したのは昭和31(1956)年
鬼怒川水系のダムとして最初に造られた、重力式コンクリートダム
当時としては日本一の高さ(112m)を誇るダムでした。
主に治水ダムとしてずっと使われており、
クレストゲートやコンジットゲートからの放流は今でも人気があります。

が、見学の説明によれば、昨年より
ダムの水深の高さを選択できる
「選択取水」へのシフトチェンジ工事が行われ、
来年にはゲートからの放流はなくなるようです。
見学するなら今のうちかもしれません。

塩原から最も近い鬼怒川水系のダムでもあり、
このダムを過ぎると、川治温泉ももうすぐです。



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