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お彼岸の日に思うご先祖様のこと
2019年9月24日 09:42



塩原温泉、今朝は晴れ。
気持ちいい青空が広がっています。
秋晴れ。
今日から4日間、晴れマークがきれいに並んでいます。
ちょっと嬉しい秋の朝です。

暑さ寒さも彼岸まで。
昨日のお彼岸の日、いつもどおりにお墓参りです。
当家の場合、江戸時代からのお墓が山の中にあり、
少々行くのに難儀しますが、
茸や山野草に出会えたりで、楽しみながら。

昔の小さな石のお墓も含めて40基ほど
一つ一つお線香とお花を供えてきます。

そして、その帰り道、毎回立ち寄る場所が。
塩の湯温泉に行く途中、
小太郎ヶ淵への道の分岐点の所、
仙人岩吊橋への降り口にある大きな石碑。

私達は「おかね石」と呼んでいます。
ご先祖様の一人で、
当家から氏家(さくら市)の滝澤家に嫁いだ瀧澤カネの石碑

カネは滝澤家に嫁いだ後、
実家の親が心配して送ってきた
毎月のお小遣いをコツコツと貯めて、
そのお金で実家の塩の湯に行く道を整備しました。

その道は「おかね路」と言い、
明治から昭和にかけて活躍した、
版画家川瀬巴水のデビュー三部作にも描かれています。

大きな石碑です。
真ん中におかねさんの姿。
おそらく、こういう女性の姿が描かれている石碑は珍しいのでは?
おかねさんの顔、いつもは、あまり良く見えないのです。
それが、昨日は雨だったせいか、
今までにないほどに良く見えて、驚きました。

しっかりしたお顔の女性です。

こんなにはっきりと見えたことがなかったので、
記録に残しておきたいと、ブログに取り上げてみました。

おかねさんが嫁いだ氏家の瀧澤家は、
明治33年に明治天皇が行幸した際に建築された建物が、
そのまま残っており、
栃木県指定文化財として、
週末などに公開されているようです。

写真は昨日のおかね石と、
川瀬巴水のデビュー作『塩原三部作』。
真ん中が「おかね路」です。


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