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五十里ダムと川治ダムの連携施設
2019年9月16日 08:49
塩原温泉、今朝は雨になっています。 今日は残念ながら日中は雨。 夜から明日にかけては晴れてくるようです。 さて、ダム話の最終回です。 今回、ダム見学をしてきた理由は、 五十里ダムと共に、 ちょっと珍しいダム関連施設の見学のお誘いでした。 その「ちょっと珍しい」施設は、 五十里ダムの少し手前にありました。 通常は閉じられているゲートを開けて、 敷地に入ると、山にトンネルのような穴がぽっかり。 そこから、地下に続く道へ車が入って行く様子は、 まるで、ウルトラマンシリーズの地球防衛隊の基地のようでした。 テンション上がります。 少し地下を進むと広い場所に。 こちらは、何と、今回見学した2つのダム、 川治ダムと五十里ダムをつなげる施設。 2つのダムは地下水路でつながっていたのです。 なぜ、2つのダムがつながっているのか? それはそれぞれのダムの性質に関わってきます。 川治ダムは、貯水量は多いのですが、流入量が少なく、 五十里ダムは、流入量が多いのだけど、貯水量が少ない・・・ 数字にするとよくわかります。 鬼怒川ダム統合管理事務所のHPからの画像です。 よくある「2つを足して2で割るとちょうどいい」的な。 近くにあるダム同士で、お互いの不足を補っていたんですね。 この施設はその名も、「鬼怒川ダム連携施設」と言います。 2つのダムの高低差などを利用して発電するダムは多く、 例えば塩原の八汐ダムと蛇尾川ダム、 板室の沼原ダムと深山ダムなども、そんなダムになりますが、 水量の調節のために水路をつなげて連携しているダムは珍しく、 日本でも3ヶ所しかないようです。 今まではあまり公開されていなかった施設でしたが、 今後はこのような見学会を積極的に行っていきたいとのことで、 今回、そのためのPRビデオの撮影協力でした。 貴重な体験をさせていただきました。 鬼怒川水系ダムには、 川治ダム、五十里湖ダムの他に、 湯西川ダム、川俣ダムがあります。 湯西川ダム、川俣ダムも、今後機会がありましたが、 見学してみたいと思いました。 ダムカードを集めるのも楽しいですね! |