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新元号「令和」とシュンラン
2019年4月 4日 08:57



塩原温泉、今朝は晴れ。
晴れマークが今日明日、そしてその後も並んでいます。
気温はまだ低めなので、少し暖かめの服装がよさそうです。

昨日の雪には驚きましたが、おそらくこれで雪も最後でしょう。
平成最後のつかの間の雪景色を楽しみました。


そして、ご存知のように、
5月1日からの
新しい元号が発表になりました

「令和」

選外となった他の元号候補も後から判明しましたが、
それらの候補も含めての中では、
たしかに、この「令和」が一番良いなあと思いました。

メディアで何度も取りあげられているように、
万葉集の序文の一節から採択されたとか。

天平二年正月十三日 萃于師老之宅、申宴会成、
于時、初春月、気淑風、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香


天平二年正月十三日 師の老の宅に萃まりて宴会を申く。
時に初春の月にして、気淑く風ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす・・・

私はこの「蘭」に興味を引かれました。
この時代に、すでに「蘭」の花が愛でられていて、
そして、その「蘭」とは、どんな蘭だったのかと。


普通「蘭」と聞いてイメージするのは、洋蘭だと思いますが、
当然、この「蘭」は「和蘭」です。
梅と同じ頃、春咲く「和蘭」・・・春蘭(シュンラン)?

おそらくはシュンランが、最も可能性が高い蘭なのでしょう。

折しも、発表があった日に、
彩つむぎ敷地内のシュンランが花を開こうとしていました

すごい偶然ですね。

大好きな花ゆえに、シュンランであってほしいところですが、
その後知ったことに、この「蘭」とは、
秋に咲く「藤袴(フジバカマ)」という説もあるとか
ドライハーブのように乾燥させた藤袴の花を、
お香のように焚いて薫らせた様子ではないかと。

どちらにしても、想像力を掻き立てて、素敵です。
新しい元号の世が、素敵な世の中になりますように
発表当日撮影した、彩つむぎのシュンランの写真と共に。


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