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ネジバナの群生がかわいらしくて
2018年7月17日 08:35
塩原温泉、今朝は晴れ。
今日も暑くなりそうです。 さて、もう一つ、雑草のようだけど、面白い花を。 これは見たことある人、多いんじゃないでしょうか。 くるくるとらせん状にピンクの小さな花をつけるネジバナ。 文字通りねじれているから「ネジバナ」。 「ネジリバナ」や「ネジレバナ」「ネジリソウ」などとも。 学名スピランセス。 ギリシャ語で「スパイラル(螺旋)」を意味する言葉から来ているそうです。 国は変われど思うことは一緒、見た目そのままですね。 日本では昔からこの花は「もじずり」、「もじずり花」と呼ばれてきました。 「捩摺」と書きます。 「もじずり」と聞いて、百人一首の中の源融の歌、 「みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」を 思い浮かべる方もいるのでは? 私もこの「しのぶもぢずり」の「もぢずり」はネジバナのことかと思ってました。 でも、実は違うのだとか。 「しのぶもぢずり」は「信夫毛地摺」と書き、 現在の福島市の信夫地区で織られた絹織物の一種なのだそうです。 平安時代、朝廷に献上された貴重な織物で、 だから「みちのくの」なんですね。 花の名前の由来を調べると、本当に面白いです。 ちなみに、この花はランの仲間です。 こんなに小さくて、雑草のような扱いをうけていますけれど。 私は好きで、彩つむぎの敷地にも増えてほしいなと何株か植えてあり、 現在あちこちで花を咲かせていますので、探してみて下さいね。 写真は市内で見つけた群生地。 数え切れないほどのネジバナが生えていて、 モンシロチョウやヤマトシジミなどが沢山。 ちょっと秘密にしておきたいほど、素敵でした。 |