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タケニグサがいやに目立っています
2018年7月16日 08:59
塩原温泉、今朝はくもり。 予報では一日晴れで暑くなりそうです。 と言っても塩原ではせいぜいが30度ちょっと。 まだ涼しいとは思います。 熱中症くれぐれも注意です。 さて、最近、運転の道すがら、いやに目につく花がこちら。 タケニグサです。 人の背丈よりも大きいから、 それだけでも目立つのに、今年は何だか数が多いような・・・ 雑草ですが、これだけ群生すると見事。 ヨーロッパでは庭に植えられることもあるそうです。 この「タケニグサ」という名前、 私はずっと「竹煮草」だと思っていました。 竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなると聞いていて。 でも調べてみたら、アルカロイドを含む毒草。 そんな植物を竹と一緒に煮るわけないですよね。 この「煮る」のは竹の加工をするためだとか。 それなら納得します。 ところが、実際に煮てみても、竹は柔らかくならないという事実が。 では、なぜ「タケニグサ」? さらに調べてみます。 するとこの太い茎は中が中空。 枯れて茶色くなってから切ると、 竹によく似ているという「竹似草」説が有力なんだそうです。 今度は本当の納得。 大きくて、青味がかった美しい色の葉、 涼やかな白い花、決して嫌いな花ではありません。 花が終わってから、固い実が鈴なりにぶら下がって、 振るとシャラシャラと音がするのも面白いのです。 山から取ってきて飾ることもあります。 さらに調べると(調べるの大好き・・・) 切った時に出てくるオレンジ色の汁、 水虫などの治療に使われたりしたのだとか。 「毒を持って毒を制する」と言ったところでしょうか。 かぶれることもあるので、注意が必要。 薬局でいくらでも薬が買える時代ですから、 あまりお勧めはできませんけれど、 昔は重宝されたのかもしれません。 色々面白いエピソードいっぱいのタケニグサです。 |