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奥鬼怒への道はダム湖を楽しむ道
2021年8月20日 09:19
塩原温泉、今朝は晴れ。 雲一つない快晴の空です。 昨日は市内で大きな火災がありました。 全国ネットのニュースで取り上げられています。 塩原から車で30分。 よく利用するスーパーのすぐ近くでした。 昼過ぎに発生したようですが、 夕方近くを通ったらまだ白い煙がもくもくと出ていて、 何だろう?と思ったら、その火災だったようで、 夜の10時過ぎに鎮火のメール。 最近、倉庫のような場所の火災が続いているそうです。 気を付けなければと思います。 さて、塩原温泉から鬼怒沼、 もとい奥鬼怒温泉郷に行くルートは、 ダム銀座と言っていいくらいに 途中にダムが沢山あります。 インフラツーリズムとしての ダムの面白さはもちろん、 ダム湖の美しさにいつも感動します。 そんな奥鬼怒までのダムとダム湖を。 まず、上三依塩原から川治に抜ける間に、 五十里(いかり)ダム湖が見えてきます。 ダム湖の途中で右折してしまうので、 五十里ダム自体は、このルートだと見ることはできません。 ダム湖の中に中洲があり、 不思議な光景となっています。 こちらは男鹿川水系になります。 五十里ダム湖の途中で右折し、 トンネルを抜けると、川治ダム湖。 ここからは鬼怒川水系です。 川治ダムと五十里ダムは、 水系が異なりますが、 地下でつながっており、 水量の調節をしているという、 全国的にも珍しいダムです。 川治ダムは、アーチ式コンクリートダム。 アーチの上がそのまま道路になっています。 川治ダムから栗山方面に抜けて、 しばらく走っていると、 右手にダム湖である川俣湖が見えてきます。 途中の川俣大橋を渡ると、 ここから奥鬼怒という感覚でしょうか。 川俣湖はかなり面積が広く、 全貌を見ることがなかなか難しそうです。 川俣湖の一番手前にある川俣ダム。 奥鬼怒に抜ける道からは見ることができません。 この辺りは瀬戸合峡と呼ばれ、 紅葉のすばらしさが有名です。 瀬戸合峡に向かうくねくね道の途中の 見晴茶屋に車を停めると、 この景色が見えてきます。 さらに川俣ダムを近くで見るには、 迂回路の途中から行く遊歩道を 歩かないとならないようです。 すぐそばに吊橋。 ダムを見るには最高のポジションですね。 名前を調べてみたら「渡らっしゃい吊橋」だそうです。 まさかのネーミングに笑ってしまいました。 紅葉時期に一度渡ってみなくてはです。 川俣ダムは、1966年完成の やはりアーチ型コンクリートダムです。 数年前に大がかりな補修工事が行われました。 その時にもこの位置から見ましたが、 足場が見事でした。 最後に川治ダムの少し先で見かけたダム。 調べてみたら、黒部ダムという名前のダムでした。 小さくて地味めのダムですが、 何と、1911(明治44年)着工、 1912(大正元年)完成! 発電専用の重力式コンクリートダムとしては、 日本で最も古いダムなのだそうです。 最初黒部ダムという名前に、 富山県の黒部ダムの間違いかと思ったのですが、 もちろん富山県の黒部ダムよりも古いわけで、 名前は、こちらの方が先。 ちょっと面白いエピソードですね。 鬼怒川水系には、これらのダムの他にも、 湯西川ダム、栗山ダム、土呂部ダムがあります。 いずれも個性的ですばらしく、 前から一度、ダムだけを巡ってみたいと 密かに狙っていますけれど、 なかなか実現できないでいます。 ダム好きな方、是非チャレンジしてみて下さい! |