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大量発生している白い茸は何?
2022年9月17日 08:36
塩原温泉、今朝は晴れ。
今日は日中晴れますが、夕方から崩れてきます。 その後はくもりから雨へ。 台風が少しずつ接近している中、 貴重な晴れの天気です。 今年は茸の当たり年。 茸ばかりを連日ブログで紹介してきましたが、 こちらの茸が何度も出てきたのに気づいた方もいるのでは? 今年、最も目に付いた茸がこちらの茸です。 遊歩道でも、山でも、 塩原でも日光でも、どこにでも沢山。 彩つむぎの露天風呂の周りでも、 例年の倍以上出ていました。 真っ白で割としっかりした茸。 最初はまん丸ぷっくりで、 成長するに従い、真ん中が少しくぼんできて、 かなり大きくなり、少し茶色がかかってきます。 腐る直前には、周りが裂けてきて、 幼菌の頃とは似ても似つかぬ姿になって。 とにかく、この茸が気になって、 調べてもすぐにはわからず、 行き着いたのはツチカブリという茸でした。 よく似た茸に、ツチカブリモドキ、 シロハツ、シロハツもどきがあります。 見た目はどれもそっくりです。 ツチカブリとツチカブリモドキはチチタケの仲間。 割いたり傷をつけた時に、 チチタケのような白い汁が出てくれば、 ツチカブリかツチカブリモドキ。 白い汁が出なければ、シロハツかシロハツモドキ、なのだそうです。 それぞれ「モドキ」がつくかつかないかは、 傘の裏側のヒダの密集具合。 あまり密集していないほうが「モドキ」になるそうです。 それを知ったら、出会うたびに、裏側を見て、 それから傷をつけて確認しました。 その結果、どれも白い汁が出てきて、ヒダも密集。 ああ、ツチカブリなのかと分かった時には、 胸のつかえが降りたようようでした。 それにしても、茸の見分けは難しすぎる・・・ 塩原では、この白い茸が沢山出る年は、 チチタケも沢山出ると言われているそうです。 その話を聞いた後、気を付けて見てみると、 確かに同じような場所にチチタケも出ていました。 一緒に出ているような場所もありました。 チチタケはチタケとも呼ばれ、 栃木県民だけが珍重する茸と言われています。 私も最初食べた時には、どこが美味しいの?と思いましたが。 それは茸の食感だけを見ていたから。 食感はモソモソ、ゴソゴソ。 チタケは出しがよく出る茸で、 特にナスと一緒に炒めて、しょうゆ味に。 絶品です。 しかしながら、原発事故以降、 放射性物質がいまだに高い茸でもあり、 私はそれ以降、食べたことはありません。 今年確かに、チチタケもよく見かけました。 沢山色々な茸の写真を載せた中にも入っています。 以前だったら小躍りして採ったことでしょうけれど、 見て、写真を撮るだけにしておきました。 本当に残念。 |