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念願のロクショウグサレキンに会えた・・・かな?
2022年9月15日 08:55
塩原温泉、今朝はくもり。
この後晴れてきて、夕方からくもり予報です。 今年はやけに目に付く茸。 記録のために、 連日とにかく一挙に写真アップをしましたが、 中でも気になった茸を別立てで紹介しています。 ロクショウグサレキンという茸があります。 ずっと気になっていた茸。 今年初めて出会えました! 山を歩いていると、 時折、青い色の枯れ木を見かけます。 倒木が全体的に青くなっていたり、 手に持てる大きさの青い木切れだったり。 これは一体どういう木なんだろう?と疑問に思い、 調べてみたところ、 これはロクショウグサレキンという茸の仕業と知りました。 ご存知のとおり、茸は木の子から来ていて、 枯れた木に育ちます。 リョクショウグサレキンという茸がつくと、 枯れ木自体が青くなるのだということです。 それを知ってから、 一度、このリョクショウグサレキンを見てみたい! どんな風に木についているんだろう?と ずっと(もう何年も)気になっていたのです。 それからも青い木は何度も見かけているのに、 肝心の茸を見ることはありませんでした。 それが、今年、やっと会えたのです。 しかも、一度ならず、4回も! いつものように青い木切れを見つけて、 手に取って、裏返してみたら、 小さな真っ青な茸が木にくっついていました! 何てきれいな色の茸なんでしょう! これが正体だったんですね。 こんな小さな茸が、 木全体を青く染めるなんて。 自然ってすごいなあと改めて思いました。 実はこの記事を書くために色々調べていたら、 ロクショウグサレキンにも3種類あることを知りました。 ロクショウグサレキン、 ヒメロクショウグサレキン、 ロクショウグサレキンモドキ。 ヒメロクショウグサレキンは小さ目。 ロクショウグサレキンモドキは 扁平形で柄が真ん中ではないもの。 となると、何枚かの写真のひらひらしたものは ロクショウグサレキンモドキになるようです。 そしてさらに調べていくと、 このロクショウグサレキン、 もしくは青くなった木を使って、 草木染ができることも知りました。 さっそく友人の染色家に連絡。 染めてみるとのことで、 染材として、提供しました。 さて、どんな色に染まりますやら。 楽しみにしています。 |