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「那須キャビア」ついに誕生!
2019年5月 2日 08:52
塩原温泉、今朝は晴れ。 良い天気になりました。 ここのところ肌寒い日が続いていましたが、 今日は暖かくなりそうです。 さて、新しい天皇が無事にご即位し、 年号も平成から令和に改まりました。 それを祝して、 昨日から、特別な食材をご提供しています。 「那須キャビア」。 何と那須塩原市で生産されたキャビアです。 市内でお米や茸を作っている農家の渡辺さんが、 ほぼ趣味で始めたというチョウザメの飼育。 チョウザメとは、サメとはついていますが、サメの仲間ではなく、 淡水に棲む、シーラカンスのような古代魚の仲間。 チョウザメ亜目チョウザメ科。 身も食されます(とても美味しいです)が、 その卵がキャビアとして珍重されています。 ご存知のとおり世界三代珍味の一つでもあります。 先日、渡辺さんを囲んで、 この那須キャビアについてや、 誕生までの道のりなどをお聞きする機会がありました。 チョウザメが卵から孵化して、 キャビアが取れるまでは、最低でも7年ほどかかるとか。 まず、オス・メスの区別に3年ほど。 3年ほどしてからお腹を少し裂いて、オス・メスを確認。 そして、メスだとわかってからも、 ただ受精すれば、そのまま採卵できるわけではなく、 最初の1〜2年は、色も白っぽい未熟卵。 年月をかけて、黒い熟成卵になっていくのだそうです。 そういう話を聞けば聞くほど、 キャビアが大変高価な食材であることが納得です。 渡辺さんがキャビア生産に挑戦していると知ってから数年。 今年初めて、本格的な採卵と生産のために、 一匹のチョウザメのお腹を割いたそうです。 渡辺さんも、私達も、この日を待ちわびていました。 どこにも負けない、すばらしい「那須キャビア」が誕生しました。 開発には、同じようにチョウザメの飼育とキャビア生産を手掛ける、 馬頭水産高校の協力も仰いでいるそうです。 色々な方の夢が現実になった「那須キャビア」。 令和に改まった昨日より、 同じく那須で生産されている、 今牧場のチーズに乗せて、 前菜の一品としてご提供いたします。 おそらく連休中のみのご提供になるかと思います。 割いた一匹のチョウザメから出来上がったキャビアは約70瓶。 70瓶のみの限定販売です。 彩つむぎで譲っていただいたのは3瓶。 次回、手に入るのをまた楽しみに。 |