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高尾太夫没後360年記念企画
2021年3月10日 08:51
塩原温泉、今朝は晴れ。 少し雲がありますが、 今日明日と日中はずっと晴れ予報です。 《塩原のんびり湯っくり雛めぐり》の メイン会場でもあり、 写真投稿の受付をしている、塩原もの語り館。 展示室の雛人形を飾った奥では、 現在、雛めぐりと連動させて、 高尾太夫没後360年を記念した企画展示を行っています。 高尾太夫・・・ 名前くらい聞いたことはあるでしょうか。 江戸時代の有名な太夫です。 高尾太夫は何代かいるのですが、 2世又は3世と言われている高尾太夫は、塩原出身。 江戸時代の初めの頃、 塩原元湯で生まれ、塩釜で育ち、 旅人に木の葉化石を売っていたと言われています。 その利発さと、器量に、 江戸から来ていた吉原三浦屋の主人がほれ込んで、 養女として江戸に連れて行ったそうです。 養女縁組には、明賀屋のご先祖様も骨折りしたのだとか。 その後振袖大火で焼けた三浦屋の再建のため、 養女として育てられたにもかかわらず、 自分が花魁になることを申し出て、 絶世の美人とうたわれた素晴らしい太夫になったそうです。 色々な浮世絵に描かれ、 歌舞伎の登場人物にもなるくらい有名ですが、 ふるさとの塩原のことを懐かしく思い、 常にもみじの模様の着物を身につけていました。 そんな高尾太夫は肺病を患い、早世。 塩原妙雲寺に片袖が遺されているほか、 明賀屋の駐車場に高尾塚が建てられ、 塩原の人達に愛され、語り継がれてきました。 没後360年ということで、 高尾太夫の生涯などがまとめられています。 その他、やはり塩原にゆかりがある、 川瀬巴水が塩原を描いた作品や、 夏目漱石が塩原を訪れた足跡なども 併せて展示してありますので、 お雛様を見たら、ぜひ、奥の方までご覧くださいね。 |